欧州中央銀行、500ユーロ紙幣の印刷･発行を中止
EU News 153/2016
2016/05/04
欧州中央銀行
＜日本語仮抄訳＞
- 欧州中央銀行（ECB）は500ユーロ紙幣の印刷と発行の中止を決定
- ユーロ紙幣の「エウロペ」シリーズに500ユーロ札は含まれなくなる
- 500ユーロ紙幣は法定通貨として残り、その価値も常に保証される
欧州中央銀行（EBC）の政策理事会は本日、「エウロペ」シリーズを構成する紙幣の種類に関する見直しを終了した。同理事会は、500ユーロ紙幣が不正行為を助長し得るとの懸念を勘案し、その印刷を永久に中止し、「エウロペ」シリーズから除外することを決定した。500ユーロ紙幣の発行は、「エウロペ」シリーズの100ユーロと200ユーロ紙幣が導入される予定の、2018年末にかけて取りやめとなる計画だ。他の券種（5ユーロから200ユーロまで）は存続する。
ユーロの国際的役割とその紙幣への信頼が広く浸透していることに鑑み、500ユーロ札は今後も法貨として存続するため、決済および価値貯蔵の手段としての継続的使用は可能となる。ECBとユーロ圏諸国の中央銀行で構成されるユーロシステムは、存続する他の券種について、十分な流通量が確保されるよう、必要な措置をとる予定である。
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原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://www.ecb.europa.eu/press/pr/date/2016/html/pr160504.en.html
