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28/04/2017
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アンシプ欧州委員会副委員長、G7情報通信相会合出席のため来日

EU News 148/2016

2016/04/28
ブリュッセル

<日本語仮訳>

欧州委員会のアンドルス・アンシプ副委員長(デジタル単一市場担当)は、G7(カナダ・フランス・ドイツ・イタリア・日本・英国・米国)の情報通信担当大臣との会合に参加するため、4月29日~30日に香川県高松市を訪問する。同会合は、5月26日~27日に日本で開催され、ジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長も参加するG7サミットの土台作りに貢献する。

来日を前に、アンシプ副委員長は、「20年の空白を経て、デジタル政策が再びG7の議題に上ったことを歓迎したい。データの自由な流れはデジタル経済の礎であり、信頼やプライバシーを確保しながらいかにこれを全世界で確立できるかが高松での協議の一部となる。我々はこれまで、日本と建設的な話し合いを続けてきた。我々が目指すのは、高いレベルの情報保護を保障しながら欧州連合(EU)と日本の間の情報移転を円滑化し、双方の利益に資することにある」と述べた。G7香川・高松情報通信大臣会合では、共同声明とデジタル経済の長期ビジョンに関する文書が4月30日に採択される予定である。

アンシプ副委員長は4月29日、学術界や産業界の代表者などを集めたG7 ICTマルチステークホルダー会議で基調講演を行い、欧州が将来構築を目指す単一デジタル市場がいかにしてグローバル化した経済において国際協力を促進するかについて説明する。「欧州で単一デジタル市場を構築する我々の戦略の一部として、最近欧州産業のデジタル化についていくつかの措置を採択した。素早い基準化が必要な第5世代移動通信技術(5G)、クラウド・コンピューティング、モノのインターネット、データ技術およびサイバーセキュリティーなど全ての分野において我々は協力しなければならず、これについては今回のG7閣僚会合での重要議題となろう」と述べる予定である。

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