EU外務理事会の主な結論
EU News 52/2016
2016/02/15
ブリュッセル
欧州連合理事会
＜日本語仮訳＞
シリア
欧州連合（EU）外務理事会は、シリアにおける政治、安全保障および人道状況について協議した。外務大臣らは国連安全保障理事会決議第2254号に対する全面的支援を強調し、全ての当事者による完全履行を呼びかけた。大臣らは、一般市民を標的にしていることを非難し、国連主導の信頼醸成措置、人道的アクセス、および停戦の尊重の重要性について強調した。
ベラルーシ
理事会は、170名の個人および3法人に対し、現在停止されている制限措置を延長しないとする政治的決定に至った。しかしながら、同理事会は対ベラルーシ武器禁輸、および野党政治家2名、ビジネスマン1名ならびにジャーナリスト1名の失踪未解決事件に関連するリストに記載されている4名の個人に対する制限措置を12カ月延長することに合意した。
モルドバ
理事会は、モルドバ情勢について協議した。同理事会は、市民の期待に応えるために、モルドバが連合協定に則って進める必要のある改革に焦点を当てた結論を採択した。
気候外交
理事会は、2015年12月の気候変動に関する世界的合意の実施を促すために欧州の気候外交が果たす役割を強調した。同合意は、以下の、3つの主要事項に焦点を当てた中心的メッセージを伴った2016年の気候外交行動計画の範囲を設定した。
- 気候変動アドボカシーを外交対話、パブリック・ディプロマシーおよび対外政策手段における戦略的優先項目として維持すること
- パリ合意の実施、および、低排出ならびに気候変動に強い開発の文脈における国別削減目標の実施を支持すること
- 気候変動の連鎖、天然資源、繁栄、安定性および移住対策への取り組みの増強
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://www.consilium.europa.eu/en/meetings/fac/2016/02/15/
Ms Federica MOGHERINI, High Representative of the EU for Foreign Affairs and Security Policy. Shoot location: Brussels - BELGIUM Shoot date: 15/02/2016 Copyright: No commercial use. Credit 'The European Union' URL
