シリア情勢とシリア和平協議に関するモゲリーニEU上級代表の声明
EU News 34/2016
2016/01/31
ブリュッセル
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合（EU）外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。
「ジュネーブからいくらかの希望の兆しが届いた一方で、本日我々は平和に向けたあらゆる展望を葬り去ろうとする勢力によって殺害された、シリアにおける新たな犠牲者の死を嘆いている。
サイダ・ゼイナブ廟の近くで起こったこの攻撃の目的は明らかに、政治的な和平プロセスを始めようとする取り組みを妨害することにあった。それでもなお、昨年11月にウィーンで開始されたこのプロセスこそが、このように多くの人々に苦難をもたらし、今なおも苦難を強いているシリア紛争を終息させる最良かつ恐らく唯一の機会なのである。
反体制派と政権側双方の代表団が、このプロセスの次の段階を始めるためにこのたびジュネーブに集まったことには勇気付けられる。
EUは、国際的な支援団の地域・国際メンバーの支援を受けながら、政治的進展を図り、暴力を終息させるために必要な措置を取るという意思を、シリアの当事者自らが協議の中で示すことによってのみ前進可能なプロセスを取り仕切る、という国連のスタッファン・デミストゥラ特使を当初から全面的に支援してきた。これは、全てのシリア人のために取り組むべき交渉である」
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2016/160131_01_en.htm
