欧州委員会、企業による租税回避への新たな対策を提示
EU News 30/2016
2016/01/28
ブリュッセル
＜日本語仮抄訳＞
欧州委員会は本日、企業の租税回避行動に対する新たな提案を示すことで、欧州連合（EU）域内における公平、効率的かつ成長を阻害しない税制に向け、新たな一章を開いた。今回の租税回避対策パッケージでは、EU加盟国に対し、相応な税を納めることを回避しようとする企業に対しより強力かつ連携した対応をし、課税ベースの縮小や利益の移動に対する国際基準を適用するよう求めている。
新たな提案の主な特徴として以下が含まれる。
- 企業が租税回避に用いる最も典型的な手法を阻止するための、法的拘束力のある措置
- 加盟国に対する、租税条約悪用防止に関する勧告
- 加盟国に対する、EU域内で活動する多国籍企業の、税金関連の情報の共有に関する提案
- 税に関するガバナンスを国際的に向上させる行動
- 公正な対応を拒む第三国を公表するための新たなEU手続き
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-16-159_en.htm?locale=en
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