テロに対処するため、新たな欧州テロ対策センターを設立
EU News 25/2016
2016/01/25
＜日本語仮抄訳＞
2016年1月25日、欧州警察機構（ユーロポール）は、アムステルダムで開催された欧州連合（EU）司法・内務理事会非公式会合で欧州テロ対策センター（ECTC）の設立を発表した。ECTCは、外国人戦闘員問題へ対処し、テロ資金、インターネットを通じた宣伝工作ならびに武器の密輸などに関する情報を共有する。
欧州はここ10年で最も深刻なテロの脅威に直面している。外国人戦闘員の増加と相まって、これはEU加盟国にとって新たな課題である。オランダのアルトゥ・ヴァン・デル・ストゥール治安・法務相は会合の冒頭で、「ECTCは、各国の警察当局間の業務連携と情報共有を強化する」と述べた。「これは、組織犯罪、テロリスト網および外国人戦闘員と戦うために必要である」とも語った。
ユーロポールの組織の一部であるECTCは、スペイン人であるマヌエル・ナヴァレッテ・パニアグア氏が率いる。彼の下には39人の職員に加え、5人の出向専門官が働く。彼らは、ユーロポール内の他の業務センターと連携して職務を行う。
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://english.eu2016.nl/latest/news/2016/01/25/new-european-counter-terrorism-centre-will-help-tackle-terrorism
