銀行同盟のための単一破たん処理メカニズム、発効へ
EU News 396/2015
2015/12/31
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
銀行のための単一破たん処理メカニズム(SRM)は、2016年1月1日をもって完全運用を始める。同メカニズムは、欧州連合(EU)の銀行更生・破たん処理指令(BRRD)をユーロ圏内で実施する。単一破たん処理委員会(SRB)の破たんに対する権限も2016年1月1日より完全に適用される。
EUは、金融危機の根本原因に対応すべく、銀行の資本増強や監督強化を確保し、金融システム内でのリスクの増幅の発見するため、相当な措置を取ってきた。しかしながら、監督の強化や危機防止の一層の重視にもかかわらず、銀行が困難に直面する例は起こりうる。SRM規則は、銀行破たん処理が必要になった際の銀行同盟に参加するEU加盟国のための枠組みを設定している。
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2014年4月号 特集 EUの金融を安定に導く「銀行同盟」
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-15-6397_en.htm?locale=en