This site has been archived on 28 of April 2017
28/04/2017
ホームニュース・出版物ニュース2015> モゲリーニ上級代表、EUを代表して世界人権デーに寄せた声明を発表

モゲリーニ上級代表、EUを代表して世界人権デーに寄せた声明を発表

EU News 377/2015

2015/12/10
ブリュッセル

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表は、12月10日の世界人権デーに寄せ、EUを代表して以下の声明を発表した。

「今年の人権デーは、1966年に調印された、市民的及び政治的権利に関する国際規約(ICCPR)および経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(ICESCR)の50周年を祝う国連の1年間にわたる取り組みの出発点となる。

この2つの中心的規約は、人が生まれながらに持ち、一生失うことのない市民的・政治的・経済的・文化的・社会的権利を打ち出し、多くの人々の運命を変えた。

現在、人権や法の支配に対する挑戦が増す中、また世界的な経済危機、貧困および広がる一方の不平等といった文脈において、この2つの国際規約は今もなお、全ての人権と基本的自由を促進させ、保護するというEUの取り組みの礎であり、その普遍性、不可分性および相互関連性ゆえに重要な国際的な法的根拠となっている。

EUが新たに7月に採択した『人権と民主主義に関する行動計画』は、これら全ての権利に同等の重要性を置き、具体的な行動を通じてこれらを促進し、全ての人々に対し実現されることを確実にするような取り組みを示している。さらに、EUは、市民的・政治的であろうと、社会的・経済的・文化的であろうと、全ての人権の保護と尊重を支持すべく、市民社会組織や他の全ての関係者を、今まで以上に支援することに打ち込んでいる。EUは、世界各地の人権擁護者への支援では相当な実績がある。EU自身が、活気ある市民社会がもたらす恩恵を示す、説得力ある好例である。

世界を網羅するEUの代表部やEU加盟各国の大使館網、スタブロス・ランブリニディスEU人権問題特別代表およびEU加盟各国の首都に展開するEU職員らは、本日、共に人権デーを祝い、引き続き、世界のどこであろうと、人権が脅かされている場所ではこれら権利を支持し、守り、促進していく所存である」

『EU MAG』の関連記事
世界の人権擁護をリードするEU 2012年7月号 特集

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2015/12/10-declaration-hr-mogherini-on-behalf-ue-on-human-rights-day/?utm_source=dsms-auto&utm_medium=email&utm_campaign=Declaration+by+the+High+Representative+Federica+Mogherini+on+behalf+of+the+EU+on+Human+Rights+Day%2c+10+December+2015

File photo: Foreign Affairs Council Date:20/07/2015 Reference:107267 Location: Belgium (C)EU, 2015 URL