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第16回 日・EUビジネス・ラウンドテーブル年次会合を開催

EU News 161/2014

日・EUビジネス・ラウンドテーブル
プレスリリース
2014年4月9日 東京

“EU-Japan Cooperation – New Opportunities for Global Growth”

2014年48日、9日の二日間、東京において日・EUビジネス・ラウンドテーブル(BRT)の年次会合が開催され、「EU-Japan Cooperation – New Opportunities for Global Growth~日本とEUの協力世界経済の新たな成長に向けて~」をテーマに日本とEUのビジネス界の リーダー約50名が一堂に会し、討議を行った。本会合では米倉弘昌氏(住友化学株式会社 会長・CEO)ならびにファブリス・ブレジエ氏(エアバス社 社長兼最高経営責任者(CEO))が 共同議長を務めた。会合には日本政府代表として茂木敏充経済産業大臣、磯﨑仁彦経済産業大臣政務官、三ツ矢憲生外務副大臣、牧野たかお外務大臣政務官、長嶺安政外務審議官、 吉崎正弘総務審議官、EU政府代表としてダニエル・カレハ・クレスポ欧州委員会企業・産業総局長、アントニオ・パレンティ欧州委員会 日・EU FTA副交渉官が出席した。

今年の会合では、現在交渉中の日本とEU間の自由貿易協定(FTA)/ 経済連携協定(EPA)、ならびに、持続可能性に関連する新たな産業革命、FTA/EPA締結後の日本とEUのビジネスに関する重要な課題について意見を交わした。

本会合で採択された提言書は、安倍晋三首相、ヘルマン・ファン・ロンパイ欧州理事会議長、ジョセ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長へ建議することで合意した。

日本とEUの協力世界経済の新たな成長に向けて
BRTは、これまでの日・EU FTA/EPA交渉における両政府の尽力に対し、感謝と歓迎の意を 表する。日・EU FTA/EPAは、日本とEU双方の貿易・投資の拡大、雇用創出の促進、経済 成長の加速、さらには、世界経済の新たな成長の機会の創出にも資する、という強い確信の もと、BRTとしては、EU・日本両政府が重要な懸案事項の解決に、より一層注力し、包括的、野心的、ハイレベルかつ互恵的なFTA/EPAを可能な限り早期に締結するよう再度要請する。また、BRTは、日・EU FTA/EPAの早期実現を全力で支援する決意を改めて表明する。BRTのメンバーは、FTA/EPAの早期実現向けて産業界の専門知識を活用していく。

TPPやTTIP等の、他のいわゆる「メガ」協定においても取り組まれているグローバルな規制に関する協力ならびに基準の調和を促進するために、EUと日本は、世界の二大先進経済圏として、互いに協力して主導的な役割を果たし、EUと日本の両経済のみならず、世界経済全体の新たな成長の機会の創出につながる、シームレスで開かれた、グローバルな事業環境を整備することを目指すべきである。

同時に、BRTは、EUと日本がFTA/EPAの枠組みを超えて協力関係を拡大・深化させ、様々なグローバルな課題に取り組むことを求める。特に、第三国でのビジネス、イノベーション、 エネルギー、資源、環境、気候変動、人口問題、グローバル金融市場、中小企業、人材育成に関する分野において協力の機会を模索するよう要請する。

会合では、次期日本側共同議長に佃和夫氏(三菱重工業株式会社 相談役)が就任することが発表された。

ブレジエEU側共同議長の発言
「4年にわたりBRTの日本側共同議長として主導的な役割を果たし、多大な尽力をいただいた米倉氏に感謝を申し上げたい。米倉氏の貢献とリーダーシップによって、BRTは日・EU 政府間の交渉を大きく前進させることができた。今後は、新しく日本側共同議長に就任される佃氏とともに、政府間交渉をさらに加速させ、実り多い日・欧間の合意の実現に向けて努力していく所存である。私は、日・EU FTA/EPAを締結することによって、日本と欧州の結びつきをさらに強め、日欧ならびにその他の経済圏に実質的な価値をもたらすことができると強く 確信している。BRTはその実現に向かって今後も日・EU両政府に積極的に働きかけを続けていく。」

米倉日本側共同議長の発言
「日・EU関係が大きく前進したこの時期に、BRTによる日本とEUの共同の取り組みに共同 議長として携わる機会をいただいたことは大変恵まれたことだったと改めて感じている。特に、日・EU FTA/EPAの締結に向けて重要な進展が見られた。今回のBRTの共同提言書でも指摘した通り、FTA/EPAを通じて日本とEUの協力をより一層発展させていくことによって、日本とEUの貿易・投資を拡大させ、雇用の創出を促進し、経済成長を加速させることができるだけでなく、世界経済全体の新たな成長の機会を創り出していくことができる。今後、日本とEUが、野心的で、ハイレベルかつ互恵的なFTA/EPAの締結に向けてさらに前進し、真にオープンでシームレスな、グローバルなビジネス環境を構築するために主導的な役割を果たしていくことを強く願っている。」

佃日本側新共同議長の発言
「グローバルレベルでのビジネス環境構築に向けて、世界の二大先進経済圏としてEUと日本が果す役割は大きいと考えている。FTA/EPAを始めとした両地域における協力が更に重要な局面を迎える中、日本側共同議長の職を拝命し重責を実感している。これまでBRTで積み上げられてきた実績をもとに、両地域の競争力強化や課題解決を推進し、EUと日本の経済関係の深化に貢献できるよう、精一杯努力したい。」

お問い合わせ先
日欧産業協力センター 日・EUビジネス・ラウンドテーブル事務局 Tel: 03-6408-0281 / FAX: 03-6408-0283 Email: J_Secretariat_BRT@eu-japan.gr.jp

背景

日・EUビジネス・ラウンドテーブルは1999年に発足、約50名の日本企業およびEU企業のCEO、経営幹部で構成されている。日・EU間のビジネス協力のあらゆる局面に影響を 及ぼす要因について討議し、日本政府ならびに欧州委員会に対する政策提言を行うことを目的に、毎年、会合を開催している。
www.eu-japan-brt.eu

 

Japan's Prime Minister Abe receives a courtesy call from the EU-Japan Business Round Table. Wednesday, April 9, 2014. Photos and copyright: Courtesy of Cabinet Secretariat, Cabinet Public Relations Office URL