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28/04/2017
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駐日欧州連合代表部、サイエンスアゴラ2015に初めて参加(11月14日~15日、東京)

EU News 240/2015

2015/11/18

本年10周年を迎える日本最大級のサイエンスコミュニケーションイベント「サイエンスアゴラ」。国際団体の出展を受け付けるようになったことから、駐日欧州連合(EU)代表部科学技術部は、加盟国大使館や日本のパートナー機関の協力を得て、今年初めて出展した。

EU代表部が取りまとめたパネルディスカッションのうち、「サイバー社会の未来:欧州・日本の見解」が、サイエンスアゴラキーノートセッションに指定されたほか、「公的研究とその役割―ヨーロッパ・日本の未来社会の形成に向けて」をテーマとしたパネルディスカッションも開催。両セッション共に、日欧からハイレベルな政策立案者、専門家がパネリストとして登壇し、観客を集めた。さらに、日欧国際共同研究の具体例を紹介したEUのブース「ヨーロッパライトハウス」は、中でも若手研究者の交流をハイライトしたことが評価され、日本学生支援機構・東京国際交流館賞を受賞した。

サイエンスアゴラにおけるEUのイベントは、11月14日のテープカットからスタート。ヴィオレル・イスティチョアイア=ブドゥラ駐日EU大使、ルカス・カラツォリス駐日ギリシャ大使、アン・バリントン駐日アイルランド大使を中心に、加盟国大使館、文部科学省および科学技術振興機構(JST)の代表がブースの前に並び、テープにはさみを入れてEU一連のイベントをキックオフした。テープカットには、日本の外務省やEUブース参加者、セッションのパネリストも参加した。EUのブースまたはセッションには、最終的に計25名の研究者や政策立案者が参加。うち9名はヨーロッパから来日、2名はスカイプを介してプレゼンテーションを行った。(11月14日 プログラム)(11月15日 プログラム

2日間を通し、「ヨーロッパライトハウス」ブースには子どもを含め、10,000名近くの一般来場者が訪れた。ブースには、各研究者が代表する日欧シンクロトロン(円形加速器)のポスターが掲示され、ポケット分光器を使って光の波長の違いを確認したり、シンクロトロンの立体模型で仕組みを理解したり、さらには研究者から直接、欧州の光関連施設で行われているトップクラスの研究と、日本との研究協力について話を聞いたりすることができた。11月15日には、「ヨーロッパライトステージ」として14名の研究者によるトークイベントが行われ、光に関連する自身の研究と、主要な日欧研究施設とのコラボレーションについてプレゼンテーションを行った。

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Europe Light House - Science Agora, Miraikan, 14-15 November 2015 (Yasuhiko Shimazu, Tom Kuczynski) (C)EU, 2015 URL