This site has been archived on 28 of April 2017
28/04/2017
ホームニュース・出版物ニュース2015> 2015年秋季経済予測:課題はあるものの、緩やかな回復

2015年秋季経済予測:課題はあるものの、緩やかな回復

EU News 315/2015

2015/11/5
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

ユーロ圏および欧州連合(EU)全体における景気回復は3年目に入った。この回復基調は、世界経済の状況がより厳しくなるものの、来年も緩やかな速度で続くことが予想される。

原油価格の下落、金融政策の緩和およびユーロが比較的安いことを背景に、今年の景気回復は耐性があり、EU加盟国全体で見受けられる。しかしながら、その速度は緩かった。

好適な要素の影響が消える一方、新興国経済や国際貿易の減速や地政学的緊張の継続などの新たな課題が登場し始めている。実質可処分所得を支えるよりよい雇用情勢、融資条件の緩和、金融のレバレッジ解消や投資の増加など他の要素を背景に、成長の速度は2016年、2017年にこれらの課題にも持ちこたえると予測される。いくつかの加盟国では、構造改革による影響もさらなる成長を支える要因になる。

全体として、ユーロ圏の実質GDPは2015年には1.6%伸び、2016年と2017年にはそれぞれ1.8%と1.9%上昇する。EU全域では、実質GDPは今年1.9%伸びた後、2016年には2.0%、2017年には2.1%成長すると予想される。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-15-5996_en.htm?locale=en

European Union. Economic Forecast 2015. (C)EU, 2015 URL