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MH17便墜落事件に関するオランダ安全委の報告を受けたEU上級代表の声明

EU News 278/2015

2015/10/16
151013_03_en
ブリュッセル

<日本語仮訳>

欧州連合(EU)のフェデリカ・モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、2014年7月17日に起きたマレーシア航空17便(MH17)の墜落事件に関するオランダ安全委員会の報告書発表を受け、以下の声明を発表した。

「本日のオランダ安全委員会報告書は、MH17墜落事件に光を当てる重要な一歩である。犠牲者の遺族は、2014年7月17日の悲劇について、真実を知る権利がある。国連安全保障理事会は、独立した国際的調査を徹底的に実施することが、最重要目標だとしている。同報告書は、マレーシア機は『ブク』ミサイルにより撃墜されたとの結論を示すとともに、他の可能性を明確に排除した。さらに、ミサイルの発射場所として、ウクライナ東部の320平方キロの地域を特定した。これで、15カ月間にわたった、事件の鍵となる数多くの事実をめぐる憶測に終止符を打った。

国連安保理の決議2166号は、MH17の墜落に直接的あるいは間接的に関与したものは、その責任を問い、法の下で裁くべきと規定している。この目的のために、合同調査チームによる刑事事件としての捜査が実施されている。調査の支援や責任者の起訴を援助できる国は、継続中の捜査に、全面的に協力しなければならない。

EUは、同チームによる調査はもとより、確実に撃墜の実行犯を特定し、法の下で裁くための効果的な起訴制度の構築に向けて今も進められている努力を、全面的に支援する意向であることを再度表明する」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2015/151013_03_en.htm