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独立後4年を経たスーダンに関する共同声明

EU News 189/2015

2015/07/09
STATEMENT/15/5332
ブリュッセル

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長、ネベン・ミミツァ国際協力・開発担当欧州委員、およびクリストス・スティリアニデス人道援助・危機管理担当欧州委員は、以下の共同声明を発表した。

「4年前、世界各国の首脳が首都のジュバに集まり、独立国家としての南スーダンの誕生を祝った。

当時、同国民は、新たな明るい未来への希望を膨らませた。その望みは打ち砕かれてしまった。2013年12月から20カ月も続く、忌まわしい内戦により、人々は多大な苦痛を強いられ、市民や児童を狙った残虐行為は、悪化の一途をたどっている。

南スーダン国民は、同国指導者が一刻も早く、然るべき行動をとることを期待している。そのような人権侵害を犯す者が、刑罰を受けることなく行動することを許してはならない。

その責任を問い、現在の対立のそもそもの原因に関するアフリカ連合(AU)調査委員会報告書が公表されるべきである。

真の平和交渉のみが前進する方法であり、交渉は直ちに再開されるべきである。EUは、今尽くされている平和努力を全面的に支援する。これまでに講じられてきた措置を認めるが、それはまだまだ少なく、遅すぎる。政府と野党指導者は、真剣に向き合うことに、またそれぞれの目的を達成する手段としての暴力の使用を止めることに、今もなお前向きではない。国民の苦しみは続いている。人道援助の必要性は高まっているが、国際人道法が遵守されない状況が広がっているため、必要としている人々のもとに到達することが、また人々を守ることが、ますます困難になっている。南スーダンの首脳陣が妥協し、政治プロセスに取り組む姿勢を強化することは、永続的な平和を実現し、自らの正統性を証明するために不可欠である。国際社会全体が、彼らにただちに平和に向けた行動をとるよう、強く求めている。南スーダンの人々はこれ以上待てない。

EUは、今後も南スーダン国民および平和のために尽力している人々への支持を続ける」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_STATEMENT-15-5332_en.htm

File Photo: Christos Stylianides, on the right, visiting a camp for internally displaced person in Juba Date: 25/04/2015 Reference: P-027980/00-36 Location: Juba (C)EU, 2015 URL