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フランス、チュニジア、クウェートでのテロ攻撃を受けたEU上級代表の声明

EU News 177/2015

2015/06/26
150626_03_en
ブリュッセル

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、本日、以下の声明を発表した。

「フランス、チュニジア、およびクウェートにおける連鎖的なテロ攻撃は、いずれの国家また地域もテロリストが起こす問題を無視することはできないということを厳しくつきつける行為である。彼らは、恐怖、疑心そして偏見の拡散によって我々の社会を不安定化させることを目指している。欧州そしてアラブ世界の双方が標的となっている。我々は、共に、犠牲者を悼み、そして暴力と派閥主義に立ち向かう。

テロリストは、我々を分裂させようとしているが、我々はさらなる結束で応じる。いかなる国家、権力も単独でこの戦いに取り組むことはできない。我々には、真の世界規模の連帯、文明の連帯が必要である。何故ならば、これは異なる世界、南北対立、西欧対その他、といった戦いではないのである。

我々は、同じ課題に直面している。我々は、テロ行為を正当化し、社会の中に分裂を育むために宗教を操作しようとする前代未聞の試みを目の当たりにしている。

我々が、その罠に陥ることはない。欧州は、社会の多様性を保護しつつ、市民の安全を守ることに専念し続ける。EUは、全てのパートナ諸国と共にテロと戦い、近隣諸国の平和と安定を支え続ける。

フランス、チュニジア、クウェートの国民、そして、本日犠牲になった方々のご遺族に哀悼の意を表し、また、被害者の家族にお見舞い申し上げたい。また、ほぼ連日、テロ攻撃により真っ先に犠牲となっているシリア、イラク、そしてナイジェリア国民に思いを馳せる」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2015/150626_03_en.htm