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28/04/2017
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パキスタンにおける死刑執行を受けたEU報道官の声明

EU News 156/2015

2015/06/10
150610_05_en
ブリュッセル

<日本語仮訳>

「2008年以来導入されていた死刑の執行停止を、パキスタン政府が解除した2014年12月以降、少なくとも150人に死刑が執行されている。これは、同国の人権に関する実績における重大なる後退を意味するものだ。そして今朝、アフタブ・バハドゥール氏の死刑が執行された。犯行当時少年であったこと、および自白を引き出すために拘留中拷問が行われたことを根拠とする嘆願には、十分な慎慮がなされなかった。

他方、最高裁判所は、有罪判決が下された犯罪を犯した時に、やはり少年であったと思われるシャフカート・フセイン氏による最新の嘆願も退けた。この場合にも、拷問が行われたとされている。

パキスタンにおいては、国内法および国際法の規定により、18歳以下の者による犯行に死刑判決を下すことは禁止されているとともに、拷問が行われたと考えるに足る然るべき根拠が存在する場合には、迅速かつ公平な調査が義務付けられている。この国際規定を実施することは、欧州連合(EU)の新GSP(一般特恵関税)規則)における要件である。

EUは、あらゆる場合において、極刑に反対であり、その普遍的廃止を求め続けている。パキスタンに対し、死刑執行停止を再導入すること、そして同国の国際的義務の全てを全面的に遵守することを、求める」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2015/150610_05_en.htm

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