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シリア・ヤルムーク難民キャンプの状況に関する声明

EU News 97/2015

2015/04/10
150410_01_en
ブリュッセル

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長と欧州委員会のクリストス・スティリアニデス人道援助・危機管理担当委員は、以下の声明を発表した。

「シリアのヤルムーク難民キャンプにおける治安と人道的環境は、悪化の一途をたどっている。戦闘勢力の双方が、罪なき人々を人間の盾として利用しているからだ。このシリア危機により、既にあまりにも多くの犠牲が払われている。大量殺戮は二度と行われてはならない。

EUは、全ての戦闘勢力とその勢力に影響力を有する関係者の全てに向けて、国際法を遵守すること、人道援助活動家の妨害のないアクセスの確保、避難を希望する市民の全てに安全な経路を提供すること、を求める。さらに、国連安保理決議2139号、2165号、2195号が、シリアの領土全域において、完全に実施されなければならない。

欧州委員会は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のシリア、特にヤルムーク、イドリブ、ダルアー、アレッポにおける活動を直ちに援助すべく、すでに250万ユーロの緊急資金を提供した。

EUは、救済を最も必要としている人々の苦しみを和らげるべく、UNRWAのピエール・クレヘンビュール事務局長をはじめとする全てのパートナーと、また危機の政治的解決を見出すために、スタファン・デミストゥラ国連特使との協力を続ける」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements-eeas/2015/150410_01_en.htm