305億ユーロ相当の第11次欧州開発基金が施行される
EU News 50/2015
2015/03/02
STATEMENT/15/4518
ブリュッセル
＜日本語仮抄訳＞
フェデリカ・モゲリーニ欧州連合（EU）外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長とネベン・ミミツァ国際協力・開発担当欧州委員は本日、以下の声明を発表した。
「EUとその加盟国は今なお、併せて世界最大の援助提供者であり、全世界の政府援助の半分以上を提供している。本日、第11次欧州開発基金（EDF）が完全施行された。EUの対外行動の重要な一部として、これは、アフリカ・カリブ海・太平洋（ACP）諸国とEU間のコトヌー協定の下、ACP諸国との連携と対話を具体的実施に移す、EUの国際協力・開発政策の礎石である。EDFはまた、海外領土連合協定に基づく、海外領土との協力にも関わる。
総額305億ユーロの第11次EDFは、2020年まで、パートナー国自身の貧困撲滅に向けた取り組みを支援するための、EUの開発協力プロジェクトに資金を提供する。この資金はEU加盟国が拠出し、欧州委員会が管理し、最も支援を必要としている人々に集中し、健康と教育、インフラ、環境、エネルギー、食料と栄養など、さまざまな分野に振り分けられる。ガバナンス、民主主義および法の支配の確立のほか、持続可能な農業や地域開発を含む持続可能な開発の促進も対象となる。これらは、EUとその加盟国が、EU支援が最も影響を与えうる国に取り組みのすべてを集中し続けるよう、将来のポスト2015年持続可能な開発目標（SDGs）への支援を明確にするものである。これは、我々が2011年に『変化のためのアジェンダ』として示した展望に則ったものである」
原文はこちらをご覧下さい（英語）。
http://europa.eu/rapid/press-release_STATEMENT-15-4518_en.htm?locale=en
