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ギリシャに関するユーロ圏財務相会合の声明

EU News 42/2015

2015/02/20
1100/15

<日本語仮抄訳>

ユーロ圏財務大臣会合(ユーログループ)は本日、以下の声明を発表した。

「ユーログループはあらためて、この数年来ギリシャおよびギリシャ国民が取り組んできた特筆すべき調整努力に対する謝意を述べたい。ここ数週間、我々は各機関と協力し、ギリシャの新政権と集中的かつ建設的な対話を行い、本日共通の理解に至った。

ユーログループは、ギリシャ当局が、既存の計画の枠組みに基づき、いくつかの約束に支えられている現行の金融支援合意(MFFA)の延長を要請したことに留意する。この延長の目的は、ギリシャ当局と諸機関が合同で検討の上、同合意内にある柔軟性を最大限に活用し、現行の仕組みの条件に基づく検証を成功裏に終わらせることにある。この延長はまた、ユーログループ、諸機関およびギリシャの間の追加的計画の可能性についての協議のための時間を確保することを可能にする。

ギリシャ当局は、現行の計画に基づく改革案の1次リストを2月23日(月)中に提示する。諸機関は、それが今般の検証を完結に導くために有効な出発点となるために十分に包括的か、その初期見解を提示する。その後、リストはさらに具体化され、4月の終わりまでに諸機関との合意を目指す。

<中略>

ギリシャ側の延長要請、ギリシャ当局の約束、諸機関の助言および本日の合意に基づき、我々は、欧州金融安定基金(EFSF)理事会が、現行の金融支援合意の最大4カ月間の延長に対する最終決定を行えるよう、各国の国内手続きに着手する。また、諸機関とギリシャ当局が、検証を成功裏に終えるべく直ちに取り組みを再開することを求める。

ギリシャが合意された枠組みに含まれる約束を遵守する限り、同国が完全に市場へ参入できるまで十分な支援を提供する、という我々の決意は変わらない」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2015/02/150220-eurogroup-statement-greece/

File Photo: Mr Yanis VAROUFAKIS, Greek Minister for Finance. Shoot location: Brussels - BELGIUM Shoot date: 20/02/2015 (C)EU, 2015 URL