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28/04/2017
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ウクライナに関するEU外務理事会の結論

EU News 19/2015

2015/01/29
433/15
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州連合(EU)外務理事会は、、以下の結論を採択した。

1. EU理事会は、ウクライナのマリウポリなど住宅地における無差別襲撃と、ドネツク、ルハンシク両地域における戦闘の激化を、強く非難する。理事会は、死傷者の多さに衝撃を受けている。これは、ロシアが、分離独立派への支援を継続的に拡大していることの証明であり、責任はロシアにあることが明白である。理事会は、ロシアが影響力を行使し、敵対行為を中止し、ミンスク合意における公約を果たすように、早急に分離独立派の誘引を図るよう、期待する。1月21日にベルリンで行われた協議の後に、フランス、ドイツ、ロシア、ウクライナの外相が共同声明を通して求めたように、まず、ミンスク・メモランダム(覚書)において想定されている、敵対行為の停止とともに、接触ライン上に設けられた安全地帯から重火器を撤去することが、急務である。2014年8月30日、10月24日、12月18日の欧州理事会結論を想起し、本理事会として、全ての関係者に向けて、それぞれの責任を全うすること、および、ミンスク合意における公約を実行に移すことを、求める。特に、ロシア連邦に対しては、分離独立派の行動を非難することを、要求する。さらなる暴力を誘発するような、また国際法に違反し、人質を公然と侮辱するような、現実を歪曲する公的声明は、大いに必要とされている事態の沈静化につながるものではない。ミンスク合意の全署名国が、三者接触グループの枠組みにおいて、緊急に会合することが必要である。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2015/01/council-conclusions-ukraine/