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モゲリーニ氏、EU上級代表に就任

EU News 442/2014

2014/11/01
欧州対外行動庁

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニは11月1日をもって、キャサリン・アシュトンの後任として欧州連合(EU)の外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長に就任する。欧州対外行動庁のトップも務める。

モゲリーニ上級代表は、8月にEUの全28加盟国の首脳により任命された。その任命は、欧州議会での聴聞会を経て、彼女が副委員長を務める欧州委員会全体として欧州議会に承認された。

2014年10月6日の議会聴聞会でモゲリーニ次期EU上級代表は、「我々が答えるべき質問は、欧州市民が我々に問いかける質問だと考える。今日の困難な世界、困難な時代において、EUは何をしているのか? 我々はどのような立場を取っているのか? この困難な時代に、どうすれば我々の役割を果たせるのか?」

こうも続けた。

「リスボン条約の発効後、我々は活用できる手段や手法を得た。欧州対外行動庁も設置された。今後5年で、我々の共通政策、共通のビジョン、共通の戦略を練り上げなければならない。真の共通政策の構築こそが、私のこの先5年の最初の仕事である」

主体性、協力、協調が鍵

欧州議会議員による聴聞会において、モゲリーニ氏はこの目標を達成するために必要な要素として、共通政策、共通ビジョン、共通戦略の3つを挙げた。

「まず、すべての加盟国において、すべての人が主体性を持つことが必要であると考える。最初から、共通のビジョンを一緒に構築することが必要だ」

「第2に、力を合わせることが必要である。これからの5年間、欧州機関の間で一人称と三人称の使い分けがないようになれば、嬉しい限りだ。欧州委員会も欧州対外行動庁(EEAS)もEU理事会も欧州議会も、欧州連合(EU)であって、常に『私たち』でなくてはならない」

「第3に、われわれの行動や政策の中で、対外的側面のあるものはすべて対外関係を担当する委員だけではなく、他の委員との調整が必要となる。なぜならば、エネルギー、通商、移民、気候、環境などを筆頭に、欧州委員会委員のポートフォーリオの中に、EUの対外政策や行動に影響を及ぼさないものは一つとしてないからだ」

イタリアの外相および国会議員

フェデリカ・モゲリーニは2014年にイタリアの外務・国際協力担当大臣に就任

2008年に代議員に当選、2013年に再選される。防衛委員会委員・幹事、欧州評議会議員会議および外務委員会へのイタリア代表団のメンバー。

2013年8月1日、NATO加盟国国会議員会議へのイタリア代表団団長に選出された。また、開発協力のための議会間協力グループの調整にもあたった。

さらに、イタリア国際問題研究所および米国・イタリア協会のメンバーであるとともに、米国ジャーマン・マーシャル・ファンドのフェローでもある。

1973年ローマ生まれ。既婚。娘2人。政治学において学位取得。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.eeas.europa.eu/top_stories/2014/011114_hr-vp_federica-mogherini_en.htm

Federica Mogherini (C)EU, 2014 URL