ウクライナ東部における早期地方選挙に関するEU報道官の声明
EU News 435/2014
2014/10/29
ブリュッセル
141029/01
<日本語仮訳>
「ラブロフ大臣が、ミンスク協定の実施の観点において、『自称ルガンスクおよびドネツク人民共和国の領土に関する選挙』を、ロシアが承認する意向であると発言したことを、遺憾に思う。ロシア連邦と、自ら『共和国』と宣言している両州が、共に署名したミンスク協定では、ウクライナの暫定的自主統治に関する法律に基づいて、ドネツクとルガンスク地域の一部で、早期地方選挙が想定されている点を、想起する。
自らを政府と名乗る勢力による『大統領』および『議会』選挙を実施することは、ミンスク協定の字義と精神に反するとともに、当該枠組みにおいて持続可能な政治的解決を見出すための前進を、阻害するものである。欧州連合(EU)は、ロシアに対して、ウクライナの法律に合致した地方選挙の実現に道を開くべく、その影響力を行使することを要求する。それは、ミンスク協定の実施に資する動きとして、大いに歓迎されるであろう」
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements/docs/2014/141029_02_en.pdf