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ユンカー次期欧州委員会委員長候補、政治指針を発表

EU News 309/2014

2014/07/15
ストラスブール

<日本語仮訳>
ジャン=クロード・ユンカーは本日、欧州議会本会議において、422票という多数票を得て、欧州委員会の次期委員長に選任された。2014年6月27日の欧州理事会で次期委員長候補に提案された同氏は、選任には欧州議会で最低376票を必要としていた。投票を前にユンカー氏は、「欧州の新たな出発: 雇用、成長、公正および民主的変革に向けた私の行動計画」と銘打った文書で次期欧州委員会の政治指針を提示した。この指針は、ユンカー氏の本日の選任の根拠となる。以下がユンカー欧州委員会委員長候補の発言の主なポイントである。

• 「私は、民主主義と改革への決意を有する、おせっかいではない、市民に反するのでなく、市民のためになる欧州連合(EU)のために汗をかきたい。私は、結果をもたらすEUのために汗をかきたい」

• 「私が最も優先的に取り組み、ありとあらゆる政策提案を貫き結びつけるのは、欧州に再び成長をもたらし、雇用を確保することである。このために、着任後3カ月以内に今後3年間に30億ユーロもの新規投資を生み出すための雇用・成長・投資に関する政策パッケージを提示する」

• 「中小企業は経済の屋台骨であり、欧州の新規雇用の85%を創出している。彼らを過度の事務作業で忙殺させてはならない。これらの企業を煩雑な規制から解き放たなければならない

• 「エネルギーを政治の道具にしないことはすべての関係者の利益となる。欧州が自立し、自身の資源を持ち寄り、インフラを結合させ、交渉力を束ねるべき時期が来た」

• 「ユーロの救済は必要であったが、社会的側面は脆弱であった。船舶主や金融投機家がさらに裕福になる一方で、労働者や年金生活者が構造改革の負担を背負わなければならなかったことは私には容認できない。将来的には、欧州委員会、欧州中央銀行および国際通貨基金といういわゆるトロイカ体制に取って代わるより民主的に正当性を有する仕組みや、新規の支援計画に対する綿密な社会影響評価が必要だ」

• 「米国とは道理に合った、バランスの取れた通商協定が望ましい。しかしながら、自由貿易のために欧州の安全、健康、社会や個人情報保護の基準、ないしは我々の文化的多様性を犠牲にするつもりはない」

• 「我々は、移民政策においてさらなる結束を示す必要がある。非正規な移民への対応策をより強固なものにするために、第三国との協力を強化する一方で、合法的移民については、欧州を優秀な人材が好む行き先になるよう、新たな政策を打ち出す」

• 「私は、EUは連合体として前進しなければならないが、全員が同じスピードで進む必要はないと確信している。いくつかの加盟国は、既に彼らの最終目的地にたどり着いたかもしれない。私はこれまで常にそうだったが、今もなお、すべての加盟国それぞれの懸念に耳を傾け、解決法を模索する用意がある」

• 「男女間に均衡をもたらすことは贅沢ではなく、政治的に絶対必要なことであり、万人に――特に欧州委員会委員の候補者を提案する各国の首脳に――自明でなければならない。このこと自体が、各加盟国政府が、変革の時代の新しい、より民主的な手法にどれだけの決意をもって対応するかの試金石なのである」

• 「今般の欧州議会選挙の標語は『今回は違う』であった。どうか、本日、私にその約束を果たすために、協力すれば欧州は新たな出発を迎えられることを世界に知らしめるために、力を貸してもらいたい

発言全文はこちらをご覧ください(英語)。
http://ec.europa.eu/about/juncker-commission/docs/pg_en.pdf

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_SPEECH-14-546_en.htm?locale=en

Participation of Jean-Claude Juncker, President-elect of the EC, in the EP plenary session (C)EU, 2014 URL