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欧州議会選挙の結果を受けたバローゾ欧州委員会委員長の声明

EU News 242/2014

25 May 2014

<日本語仮訳>
欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は、2014年欧州議会選挙の結果を受けて以下の声明を発表した。

「欧州連合(EU)中の市民がこのたび、自身が有する民主的権利を行使し、欧州議会選挙においてその意思を表明した。投票したすべての有権者に謝意を申し上げたい。

選挙結果は加盟国ごとにかなりの差があるが、この違いは、汎欧州的な政治的議論が各国ごとの特定の争点と絡み合うEUを反映している。結果として、各国およびEUそれぞれの政治的指導者はこの選挙を受け、自身の責任について熟慮しなければならない。

今般の選挙結果を評価するに当たり、この選挙がここ数十年来で最も深刻な金融・経済そして最終的には社会的危機の直後に行われたことを、忘れてはならない。EUが共同で進めた危機対策の主要措置を主導・支持した政治勢力、特に欧州委員会に表わされていた政治勢力が、総合すると再び勝利を収めたことは極めて重要である。実際に、これらの勢力が次期欧州議会で最大勢力となる。選挙結果は、欧州議会における非常に堅固で、実効性の高い多数派の形成が可能であることを示している。これらの政治勢力はすべての政策の細部まで考えが一致しているわけではないが、今後強化されるべき欧州について根本的なところでは一致している。

統合を保ち、変わらず開放的でありつつも、さらに強くなろうとするEUに対する強固な支持のための条件は整っている。欧州市民として共に立つことは、欧州が自身の価値や利益を守れるような世界秩序を構築するには不可欠である。今こそ、我々が力を合わせEUの進むべき道を明確にするときである。成長や雇用の拡大に向けた決意ある政治行動や真に民主的な議論こそが、投票で抗議の意思表示をした、または棄権をした有権者の懸念に対応するための最良の方法である。

本日当選した欧州議会議員の大多数がこの課題に立ち向かい、欧州市民に目に見える利益をもたらす、この好機をとらえるであろうことを確信している。これからは、EUの行動能力を示すべく、リスボン条約に則った形で各機関の移行が正常に進められるよう、この先の政治日程の優先事項に対する明確な理解を有することが重要となる。今般の選挙結果が、すべてのEU機関、すなわち欧州理事会および欧州議会の決定において尊重されることを期待している」

Abstract image of election results (C)EU, 2014 URL