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「国際反ホモフォビア・反トランスフォビアの日」に際したアシュトンEU上級代表の声明

EU News 227/2014

2014/05/16
ブリュッセル
9951/14
(OR. en)
PRESSE 298

<日本語仮訳>
キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、2014年5月17日の「国際反ホモフォビア・反トランスフォビアの日」にあたり、EUを代表して以下の声明を発表した。

「『国際反ホモフォビア・反トランスフォビアの日』に際し、EUの平等および非差別に対する確固たる立場をあらためて強調する。

EUは、人権の普遍性の原則の遵守に尽力しており、文化的、伝統的あるいは宗教上の価値が、LGBTI(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス)の人々に対するものを含め、いかなる形態の差別をも正当化することに用いられてはならないことを再度強調する。ホモフォビア、バイフォビアおよびトランスフォビアは許されない人権侵害である。

強化された非差別施策といった肯定的な実例があるにもかかわらず、世界中で、性的指向や性同一性が深刻な人権侵害を正当化することに利用され続けている。国によっては、同意した同性の成人間の性的な関係は違法とされ、禁固刑あるいは死刑を免れない。他の国においては、政府が積極的にLGBTIの人々の集会、結社および表現の自由を制限しようとしている。これはEUにとって懸念材料である。

EUの外務大臣らは2013年6月24日、LGBTIガイドラインを採択し、我々は性的指向および自己意識にかかわりなく、人権を尊重するよう、精力的に訴え続けている。我々は、必要に応じ、第三国および国際会合の場でLGBTIの人々の平等な権利について提起し、公的声明を通じて、またEU代表部と共に正義と人権に関する立場を主張している。民主主義と人権に関する欧州基金を通じて、EUは世界中のLGBTIの人権擁護者を支援している」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/EN/foraff/142615.pdf