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ウクライナに関する臨時外務理事会を受けたアシュトンEU上級代表の発言

EU News 90/2014

2014/03/03
ブリュッセル
140303/02

<日本語仮訳>

 周知のように、ウクライナ情勢が極めて懸念すべき状況にあることから、本日、ここ2週間以内で2度目となる欧州連合(EU)の臨時外務理事会を招集し、数時間にわたり議論を行った。

会合の結論でも述べられている通り、我々は、ロシア軍の侵略、そしてウクライナ国内で同軍の行動が承認されたことにより、ウクライナの主権と領土の一体性が明らかに侵害されたことを非難した。

これは疑いようもなく、ロシアの国際的義務と公約に違反する行為である。

我々は、現在の危機には、国際法を十分に尊重した平和的な解決が必要であると確信している。

ロシアには、ウクライナにおける黒海艦隊の駐留に関する協定に基づき定められている駐留地まで直ちに軍隊を撤退させるよう求める。

さらには、協議の場の設置と、1994年のブダペスト覚書の全署名国および支持国による緊急協議への参加を求めるウクライナの要請を受け入れるよう求める。

我々は引き続き、平和的な解決を目指した、あらゆる建設的な対話を促進するとともに、国連や欧州安全保障協力機構(OSCE)およびその他の国際機関と協力しつつ、国際的な状況緩和に向けた努力への現在の関与を継続する。

また、OSCEによる現地調査が検討されていることも歓迎する。

ロシアが事態を段階的に沈静化する措置を取らない場合、EUは、ロシア・EU関係に影響を及ぼす決定を行うだろう。我々は、査証や新貿易協定をめぐる二者間協議を停止する可能性について話し合った、また、対象を絞った措置も検討する。

本日、我々は、これまでウクライナが示してきた慎重な対応も賞賛した。情勢の安定化に向けた新政府の取り組みを支持する。

我々は、地方との連携やマイノリティの適切な水準の保護の確保を含む、政府のあらゆるレベルにおける包摂的な対応の重要性を確認した。

また、政府による改革への取り組みも支持する。

周知の通り、我々は、こうした改革の約束に基づいて、ウクライナの緊急な経済的ニーズに対応するため、国際社会および国際的な金融機関、とりわけ国際通貨基金(IMF)と協力し、包括的な国際支援策を提示できるよう取り組んでいる。

我々は本日、そのための準備作業を行う調査団を欧州委員会からキエフに派遣した。

最後に、我々は、ウクライナとの連合協定締結の申し出、そして市民レベルのつながりの促進への取り組みを再確認した。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.eeas.europa.eu/statements/docs/2014/140303_02_en.pdf

Participation of Catherine Ashton, Vice-President of the European Commission in the Foreign Affairs Council. Catherine Ashton and Pierre Vimont, Executive Secretary General of the European External Action Service (EEAS), both reading a document (in the foreground, from left to right) Date: 03/03/2014 Reference: P-025174/00-08 Location: Brussels - Council/Justus Lipsius (C)EU, 2014 URL