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ウクライナのクリミアでの事態に関するアシュトン上級代表の声明

EU News 86/2014

2014/03/01
ブリュッセル
140301/01

<日本語仮訳>
キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。

「本日ロシアがウクライナで軍事力を行使する決定を下したことを、遺憾に思う。これは、緊張を増幅する動きであり、是認することができない。したがって、ロシア連邦に対し、そのような軍隊の派遣ではなく、平和的手段により自らの立場を推進することを、強く求める。

いかなる動き、行動、軍隊配備であっても、国際法と国際公約、すなわち国連憲章、欧州安全保障協力機構(OSCE)最終議定書、1994年のブタペスト・メモランダムに遵守するものでなくてはならない。また、黒海艦隊の配備を規定するもののような、二国間協定にも従うものでなくてはならない。

すべての側に対し、ウクライナの法律と国際法の完全遵守により、直ちに対話を通じて緊張緩和を図るよう要請する。ウクライナの一体性、主権、領土の保全を、いつ何時も、すべての側が尊重しなければならない。これらの原則に違反することは、決して容認できない。かつてないほどに、自制と責任が必要だ。

この数日間、クリミア自治共和国において極めて憂慮すべき事態が発生している中、ウクライナの暫定政権が慎重な対応を進めていることは立派である。

これらの状況に関するEUの対応を討議する臨時外務理事会を3月3日(月)に開催する。その後、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とも会談を持ち、5日(水)にキエフを訪れ、すべての関係者と本件に関して話す予定である」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://eeas.europa.eu/statements/docs/2014/140301_01_en.pdf