EU外務理事会の主な結論
EU News 58/2014
2014/02/10
欧州連合理事会
6264/14
(OR. en)
PROVISIONAL VERSION
PRESSE 56
PR CO 3
PRESS RELEASE
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
ウクライナ
欧州連合(EU)理事会はウクライナにおける最近の事件について協議した。EUは、同国におけるそのような状況および政治的危機が継続していることに憂慮を深めており、事態悪化にはいつでも迅速に対応する体制が整っている。理事会は、最近の動き、特に基本的自由の行使を不正に制限してきた法律を廃止する決定を歓迎する。今の政治危機に継続性のある解決策を見出すために、より一層の努力が必要である。
EUは、ウクライナの改革の道筋を支援する姿勢を堅持する。さらに、理事会は、ウクライナの用意が整いさえすれば、深淵かつ包括的な自由貿易協定を含む、連合協定に調印する意向に揺るぎがないことを再確認するとともに、同協定が両者間の協力にとっての最終目標をなすものではないと確信する。
キューバ
EU理事会は、キューバ共和国との政治対話および協力のための交渉指令を採択した。この決定を歓迎し、キャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表は、「この交渉がEUのキューバとのかかわりを強固にするものと確信する。これは、従前からの政策変更ではない。キューバにおける改革と近代化を支援しようとする中で、常にこの協力関係の中核にある人権問題を、一貫して提起しているだけである」と述べた。
中央アフリカ共和国
EU理事会は、中央アフリカ共和国に派遣する部隊を設置し、最長半年間にわたり、首都バンギにおける安全の確保に努める。その後はアフリカのパートナー諸国へ引き継ぐことを目指す。この中央アフリカにおけるEUの軍事ミッション(EUFOR RCA)の派遣は可及的速やかに行う。
また理事会は、同国における治安と人道的危機への憂慮を強めており、暴力と報復が繰り返されエスカレートしていることを非難する。中央アフリカ共和国における暫定政府の新設を歓迎するとともに、移行の合意の実施、公的秩序の回復とともに、国民の必要を満たす努力に向け、支援を断行するEUの意思を再度確認した。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/EN/foraff/140973.pdf