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航空安全: EU域内の空港における液体規制緩和に向けた第一歩

EU News 51/2014

2014/01/31

<日本語仮訳>

2014年1月31日より、欧州連合(EU)域内の空港において現在実施している液体規制の緩和に向けた、最初の措置が実施に移される。乗客のほとんどは違いにまったく気づくことはないであろうが、空港では乗客の保安検査所で一定の液体を検査することが義務付けられる。この第一段階の措置では、混乱を最低限に抑えるために、故意に極めて限定された液体のみを対象とする。乗客にとっての変化は、EU域外の空港で購入あるいはEU以外の航空会社の機内で購入した免税の液体商品に関するものに限られる。そのような免税の液体商品が、購入する時点で発行された保安袋に入れられていれば、乗客はそれを持ったままEUの空港において乗り継ぎ便に搭乗することができる。これまでは、そのような免税の液体は、一般規則として没収されていた。例えば、ある乗客が香港で免税ウィスキーを購入してヘルシンキ経由でブリュッセルに行こうとする場合、その免税ウイスキーは、通常ヘルシンキで没収されていた。EUが出所の安全性を確認できないことが理由であった。2014年1月31日以降は、免税品が保安袋に密封されている場合、そのようなことは起こらなくなる。香港で購入した免税ウィスキーは、ヘルシンキの乗客保安検査所において、ブリュッセルに向かう乗り継ぎ便に乗る際に検査されることになる。この違いにより、安全性とともに利便性も簡便性も向上する。将来的にあらゆる液体の制限を撤廃するために、これは大変重要な一歩となる。さらに、EUにおいて液体検査の義務付けが開始するため、安全の水準も高くなる。この第一段階が成功を収めれば、得た経験を基に、検査対象となる液体の種類が広がることになる。最終的には2016年までにあらゆる液体制限を中止することを目的としている。