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EU、域外の紛争や危機への包括的対応を強化

EU News 514/2013

2013/12/11
IP/13/1236
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>
欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表と欧州委員会は本日、EUがその対外行動において集団として取っている、より包括的なアプローチに向けた具体的な措置を明示する共同コミュニケーション(政策文書)を採択した。

この包括的アプローチは、EUの有する手段や資金を戦略的に首尾一貫して利用することに主点を置いている。EUは、外交、安全保障、防衛、金融、通商、開発協力、人道援助といった分野を網羅する、さまざまな政策、措置や資金を有する。EUは世界最大の貿易圏であり、集団としては世界で最大の政府開発援助(ODA)提供者である。本日の文書は、EUの有する手段や資源を、それぞれの利点や付加価値を考慮しつつ、危機や紛争に対応する際に併せて活用することを指針として打ち出している。また、EUの諸機関と各加盟国が責任を共有していることも強調している。加盟国の積極的関与なくして、成功はありえない。

この政策文書は、域外の危機や紛争におけるEUの対外行動の一貫性と有効性をさらに高めるためのいくつかの具体的な措置を示している。

• EU機関や加盟国といったすべてのEU関係者の間で状況分析を共有し、潜在的危機状況に対するEUとしての理解を深め、EUの利益、目的および果たしうる役割を明確にする
• 紛争や危機および政策分野横断的な将来のEUの関与に関し、有益な場合には統一された共通の戦略的ビジョンを打ち立てる
• 外交努力や早期警戒・早期行動などを通じ、できる限り防止策に焦点を当てる
• 共通の目標を支えるべく、EUの有するさまざまな優位点や能力を活用する
• 短期の関与や行動を取りつつも、平和でレジリエントな社会を効果的に構築するためにEUの持つさまざまな手段間の当然の相乗効果を確保することで長期的対応も行う
• エネルギー安全保障、環境保全と気候変動、移民問題、テロ対策、組織犯罪および世界規模の経済統治などの政策分野において、EUの域内政策と対外行動をより関連付ける
• 開発援助をより効率的に行うための加盟国との共同計画など、現地におけるEUの対話と支援を調整する在外EU代表部の中核的役割をもっと活用する
• 国連、北大西洋条約機構、アフリカ連合といったパートナーや市民社会との連携を強化する

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-1236_en.htm?locale=en