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シリアに関するEU外相の統一見解

EU News 389/2013

2013/09/07
ビリニュス
A 447/13

<日本語仮抄訳>

キャサリン・アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、EU非公式外務理事会において28カ国の外務大臣が合意したシリアに関する統一見解を受け、以下の声明を発表した。

「8月21日、ダマスカス郊外において大規模な化学兵器による攻撃が行われ、多くの女性や子どもを含む何百人もの人々が殺害された。同攻撃は国際法の露骨な違反、戦争犯罪および人類に対する犯罪である。我々は全会一致でこの恐ろしい攻撃を最大限厳しい表現で非難した。

幅広い情報源からの情報は、このような攻撃が行われたことを裏付けている。それらの情報は、十分な量の化学兵器および同兵器の投下手段を唯一所有するものとして、シリア当局がこれらの攻撃を行ったとの説得力のある証拠を示しているようである。

この身勝手な化学兵器の使用に直面した今、国際社会は手をこまねいているわけにはいかない。このような犯罪は許されず、罰せられないことはありえないことを明確にするため、はっきりとした強力な対応が必要である。シリアもしくは別の場所で再び化学兵器が使用されるための悪しき前例を作るのを阻止しなければならない。

EUは同時に、国連を通じた取り組みでシリア危機に対応する努力の前進の必要性を強調したい。現在国連が8月21日の攻撃やシリア内戦における他の化学兵器攻撃について調査していることに留意する。EUは、前者に対する調査の予備的報告書ができるだけ早急に公表されることを希望し、フランスのフランソワ・オランド大統領が同報告書を見るまでさらなる行動はとらない、と表明したことを歓迎する。EUは国連安全保障理事会に対し、今後化学兵器攻撃が行われないよう、結束するよう呼びかける。この目標を果たすべく、国連安保理に対し、その責任を果たし、すべての働きかけに取り組むことを促す。このためにEUおよびその加盟国は完全かつ積極的な役割を果たす用意がある。

EUは、責任を問われねばならないこのような攻撃を行った者の個別責任およびこのような行為を調査し判決を下す国際刑事裁判所の役割について思い起こす。

悲惨な流血、深刻な人権違反およびシリアの全壊に終止符を打てるのは政治的解決のみである。政治的解決に向けた包括的な外交プロセスは今まで以上に重要となった。いわゆる『ジュネーブII』と呼ばれる和平会議に向けた取り組みは早急に進められなければならない。EUは、政治的決着の達成のためのすべての支援を提供し、特に国連といったパートナーや国際的機関と協力する用意がある。

EUは、最大の支援提供者として、シリア紛争の影響を受けた困窮者に支援や援助を提供するとの約束を守る。シリア国民の必要とするものに合わせ、同国の復興、再生および政権移行を支援する用意を維持する」

 

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/EN/foraff/138691.pdf

Catherine Ashton, (C)EU, 2013 URL