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28/04/2017
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シリア危機難民の最新の数字に関するゲオルギエヴァ委員の声明

EU News 385/2013

2013/09/03
MEMO/13/761
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州委員会のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ国際協力・人道援助・危機対応担当委員は、本日、以下の声明を発表した。

 

「シリアの危機から隣国に逃れた難民の数が200万人というすさまじい数に達したことが、今日確認された。その半数以上が子どもである。

この数は2013年3月16日以降の短期間で倍増し、今このおぞましい数に膨らんだ。これがどれほどの数であるかを把握するには、マンチェスターやリオンの人口の4倍もしくはワルシャワの人口より少し多いと考えればよい。

そして、一都市の人口に匹敵する数の人々が突然移動することにより、難民を受け入れる側の国々において、教育、保健、安全などに必要なリソースがどれほどひっ迫するかも想像してほしい。

シリアから逃げることを余儀なくされた人々の大半が、トルコ、ヨルダン、レバノン、イラクの4カ国に集中している。これは、自らの家を離れることを強いられた人々にとり、非常に大きな辛苦である。同時に、シリアからの大量脱出のおかげで自国の安定に困難をきたしている、寛大な受け入れ国側にとっても、甚大な犠牲を意味する。

暴力がよりどう猛、残酷、非人道的になっているという事実は、極めて残忍であり、悲しむべきことだ。難民の流れは今後も増加するであろう。そして、市民が標的にされる状況は悪化すると考えられる。

戦闘を終止させ、政治的解決を早急に見出すことを、再度求める。そのような状況は、以前にも増して我々の手から遠のいているのかもしれないが、それが達成されるまで、私は、すべての勢力に対し、国際人道法を遵守し、市民およびその命を守ることに尽力している人々の保護を要求する」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_MEMO-13-761_en.htm?locale=en