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欧州委員会、クレジット・デフォルト・スワップに絡む反トラスト調査を通告

EU News 315/2013

2013/07/01
IP/13/630
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、世界最大級の投資銀行数行に対し、彼らが2006年から2009年の間に、証券取引所がクレジットデリバティブ業務に参入することを阻止するために談合し、競争を制限する協定の締結を禁止する欧州連合(EU)の反トラスト規則に違反した、との予備的結論を通知した。異議告知書の通知は調査の最終結論を予断するものではない。

今般の異議告知書の対象企業はバンクオブアメリカ・メリルリンチ、バークレイズ、ベアー・スターンズ、BNPパリバ、シティグループ、クレディ・スイス、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックス、HSBC、J.P.モルガン、モルガン・スタンレー、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、UBSのほか、国際スワップデリバティブ協会(ISDA)と金融データ提供会社のマークイットである。

2006年から2009年の間、ドイツ取引所とシカゴ・マーカンタイル取引所はクレジットデリバティブ業務への参入を試みた。両者は、データや指標に対する必要な免許を入手すべくISDAとマークイットと接触した。しかしながら、欧州委員会の予備調査によると、これら2組織を管理下におく銀行側は、店頭取引のみの免許を発行し、取引所取引の免許を発行しないよう指示した。いくつかの投資銀行はまた、自らの好む手形交換所の選択を調整するなど、他の手法でも取引所の参入を阻もうとした。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-630_en.htm?locale=en 

Joaquín Almunia Date: 01/07/2013 Reference: P-023644/00-08 (C)EU, 2013 URL