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バングラデシュ縫製業での惨事に関するEU通商委員と同国外相の共同声明

EU News 259/2013

2013/05/29
MEMO/13/469
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

バングラデシュの縫製業における災害に関し、カレル・ドゥグヒュト欧州委員会通商担当委員とディプー・モニ・バングラデシュ外務大臣は以下の共同声明を発表した。

「我々は本日会合を行い、ダッカ近郊のサバールにおいて工場が倒壊した悲劇により、数多くの労働者が死傷した事件について、犠牲者のご家族に心底より哀悼の意を表した。同会合は、バングラデシュの既製服製造業に携わる人々の労働条件を改善するために協力を進めるという、強い決意を我々が共有していることを示すものにほかならない。最近発生した工場火災により労働者が命を失った惨事、およびラナプラザビルの倒壊は、労働者の権利と安全基準を向上し、労働環境全体の改善と同様の悲劇の再発を防止するために合同で進めている努力を、より一層強化することの緊急性を突きつけている。世界的な価値連鎖を構成するすべての利害関係者、すなわち世界のバイヤー、ブランド、政府、消費者が力を合わせ、公正かつ倫理的で責任ある供給チェーンの運営を、同業界全体に広めるべく真剣に取り組むべき時期が来ており、確固たる取り組みを進める決意をここに表する。この点に関し、2013年5月23日に欧州議会が採択した決議を想起する。

我々は、欧州連合(EU)の特恵関税制度である「武器以外すべて」スキームにより、バングラデシュからの対EU輸出が拡大し、同国の経済発展、雇用、所得水準が引き上げられるとともに、中でも女性の権利の向上と貧困削減に大きく寄与したと、認識している。したがって、「武器以外すべて」の便益を維持すべく徹底した施策を進め、輸出指向の強い同国の既製服工場における労働衛生と職業安全基準の改善を図ることを、公約する。外国のバイヤー、なかんずく、欧州企業に対し、このような問題への関与を継続し、EUおよびバングラデシュとの協力を通して、社会的責任のある供給チェーンの支持と促進を強く希望する。この課題のみを話し合う会議を夏前に開催し、関連するさまざまな問題を取り上げる」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_MEMO-13-469_en.htm?locale=en

Dipu Moni, on the left, and Karel De Gucht, Date: 28/05/2013 Reference: P-023334/00-02 Location: Brussels - EC/Berlaymont (C)EU, 2013 URL