ハチの健康: EU全域での農薬の使用規制、12月1日に発効
EU News 253/2013
2013/05/24
IP/13/457
ブリュッセル
<日本語仮抄訳>
欧州委員会は本日、ネノニコチノイド類に属する3種の農薬の使用規制を採択した。それら3種の農薬(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)は、欧州のミツバチにとって有害であると特定された。使用規制は2013年12月1日より発効し、遅くとも2年以内に見直しを行う。この措置の対象は、ハチや花粉を媒介する昆虫などを惹きつける植物や穀類の消毒に使用される農薬である。
本日採択された措置は、欧州のハチの減少に対応するための欧州委員会の政策の一環を成すものである。2010年に欧州委員会がハチの健康戦略を発表して以来、いくつかの施策が採択されるか、実施に移されている。その中には、ハチの健康のためのEU参考研究所の指定、加盟国による養蜂プログラムに対するEUが協調提供する資金の増額、17の加盟国による任意の監視活動へのEUの協調融資(2012年には330万ユーロが割り当てられた)、また、欧州におけるハチの減少の原因とみなされる複層的要因を調べるためのEU研究プログラム、BeeDocやSTEPなどが含まれている。
原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-457_en.htm?locale=en