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欧州委員会、13加盟国のマクロ経済不均衡に関する報告書を公表

EU News 176/2013

2013/04/10
IP/13/313
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>
欧州委員会は本日、昨年11月の警戒メカニズム報告書において、マクロ経済上の不均衡の兆候が見られる13の欧州連合(EU)加盟国に対する詳細評価の結果を公表した。

これらの評価は、加盟国間で特徴と速度に違いはあれど、欧州におけるマクロ経済調整が進んでいることを確認した。経常赤字の削減、単位労働コストの収れん、過剰な住宅価格の是正および民間部門の負債の減少が見られる一方、異なる課題や不均衡のため、今後数年は各国ごとの成長率の違いは続くと予想される。

いくつかの国においては、低迷する経済活動低迷と脆弱な経済見通しのため、マクロ経済不均衡に関連するリスクと他国への波及効果が増幅された可能性がある。その上、多くの場合において調整局面は完了していない。多くのEU加盟国経済は今なお、対外債務、民間部門の負債、および調整が続く住宅市場といった相当の課題に直面している。これらの課題を克服することが、負債を抱えた加盟国が今後成長し、競争力を持ち、金融の安定を確保し、根本的に失業率を低下させる能力に影響を与える。

いくつもの加盟国におけるマクロ経済の不均衡は今後も注意深く監視する必要がある。これらの不均衡ができるだけ円滑に修正され、持続可能な成長と雇用創出のための条件が整うためには、構造改革に対する断固たる取り組みが必要である。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-313_en.htm?locale=en

Olli Rehn Date: 10/04/2013 Reference: P-023022/00-04 (C)EU, 2013 URL