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ノーベル平和賞に関するバローゾ欧州委員会委員長の声明

EU News 627/2012

2012/12/09
オスロ
SPEECH /12/929

<日本語仮訳>

ノーベル平和賞記者会見(オスロ)

「本日、オスロに到着し、大変嬉しく思う。

欧州連合(EU)を代表しこの賞を受賞することは、名誉であると同時に我々を謙虚にさせる。

これは、欧州統合の取り組みに対する賞である。すなわち、過去60年にわたり、来る日も来る日も新たな欧州を作り上げてきた人々と諸機関に対する賞なのである。

これは、今までEUが成し遂げたことを思い起こすいい機会である。

• EUは2つの世界大戦を含む、欧州大陸における幾多もの破壊的な戦争を繰り返した敵対国の間に、恒久的な平和をもたらした。

• 独裁政権や全体主義政権をも体験した者を含む、5億人もの人々に自由・正義・民主主義をもたらした。

• これらを、主権の共有を通して国境を越えた超国家的共同体という政治システムを構築する、という独特な形で行った。

何人かの人々が、EUがなぜ今受賞するのか、との疑問を抱いたことを承知している。この疑問に対しては、ノルウェー・ノーベル委員会のトルビョルン・ヤーグランド委員長が、受賞者発表の日に完璧に答えてくれている(そしてその言葉を経った今、繰り返してくれた。あらためて厚くお礼申し上げたい)――『今こそ、欧州に対し、我々が成し遂げたことを守るよう、明確なメッセージを発信するときである…。これは、安定と平和のためによりまとまった世界を作るための賞である』。

我々はこの賞を名誉とし、成し遂げられたものを守り続ける決意である。それは、欧州市民の共通利益であると同時に、我々が大切にし、信じている自由、民主主義、人権および法の支配といった価値に沿った“より良くまとまった世界”をつくり出すために欧州が貢献をできるようにする。

過去60年は、欧州が平和の下で結束できることを証明した。今後60年、欧州は世界全体の平和の探求の先頭に立たねばならない」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_SPEECH-12-929_en.htm?locale=en