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先週の国際民間航空機関(ICAO)理事会を受け、排出量取引制度(ETS)の航空分野への適用を一時凍結

EU News 552/2012

2012/11/12
MEMO/12/854
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州委員会のコニー・ヘデゴー気候行動担当委員は以下のとおり述べた。

「欧州連合(EU)はかねてより、我々ほど航空分野の二酸化炭素排出削減に関する国際的枠組みを求めている者はいないと強調してきた。EUの法律はこの取り組みに対する障害ではなく、我々の規制制度はむしろ国際民間航空機関(ICAO)での議論が進展することを何年間も待った末に導入されたものである。今では、いくつかの国々が我々の制度が気に入らないため、多くの国がICAOで行動を起こし、地球規模においての市場に基づく仕組み(MBM)の導入をも視野に入れているようだ。

先週金曜日のICAO理事会より、大変良い知らせが届いた。さまざまな合意事項の中で特に以下の3点が注目に値する。

  • 近日中にハイレベル政策協議会が設置される
  • MBMに関する選択肢が3候補から1候補に絞られる
  • 世界が合意しなければならない地球規模のMBMに関する明白な言及があった

つまり、ようやく航空部門の排出に関する国際的な規制を導入する機会が訪れているのである。これは我々が長年求めてきた機会であり、我々はこれを活用しなければならない。これは進歩であるが、実際目標に達するにはなお幾多の厳しい交渉が待ち受けている。

今後の交渉に向け、前向きな雰囲気を醸成すべく、私は先程EU加盟27カ国との電話会議の中で、来年秋のICAO総会まで欧州以外の国々に発着する航空機のEU排出量取引制度(ETS)への組み込みの執行を『一時凍結』することを勧告した。

しかしながら、明確にしたいのは、この作業が成功裏に終わらなければ――私としては、成功することを望んでいるが――EU ETSについては自動的に現時点の状況に戻ることは言うまでもない。

すなわち、我々はこの絶好の機会を提供している。すべての関係者に対し、この問題を前進させるべく緊急に取り上げることを勧告したい。次のICAO総会が強力な決定を行うには今からの地ならしが必要である。EUはICAOの指導者たちと完全に協力し、緊密に取り組んでいく決意であり、他の関係者も同様であることを信じている」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_MEMO-12-854_en.htm?locale=en

Connie Hedegaard Date: 12/11/2012 Reference: p-022130-00-06 Location: Brussels - EP ©EU 2012, URL