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運輸に関する専門家が協力関係推進のため東京で会合

EU News 523/2012

2012/10/30

9月4日、(財)運輸政策研究機構に日本と欧州連合(EU)の専門家が会し、EUの「the European Transport Research Area International Cooperation Activities (EUTRAIN)」 プロジェクトの一環として、最近の運輸部門の動向と今後の協力・交流分野について協議を行いました。EUTRAINは、運輸部門における研究の協力関係を方向づける主要な課題を調査するために2011年に立ち上げられました。

とりわけEUTRAINプロジェクトは、現在の運輸部門における慣行や相互の関心分野を比較し、同時に同部門の国際的な研究協力をはばむ障害やギャップを洗い出すことを目指しています。プロジェクトのアウトプットとしては、運輸研究における国際協力枠組みの確立へ向けての提案、各国の研究力、投資トレンドのレビュー、相互の関心分野において日・EU協力のための優先事項や可能性のとりまとめなどが期待されています。

今回の東京での会合には日本側からは(財)運輸政策研究機構、日本大学、相模女子大学、一橋大学、東京都市大学、首都大学東京、政策研究大学院大学、国際臨海開発研究センター、 東京大学の専門家が参加し、参加者は現在の運輸をとりまく状況を評価し、今後の協力関係に向けて明確なロードマップを作成するための優先事項、日・EUの相互の関心分野について理解を深めることができました。

とりわけ、相互の経験を共有し、直近の政策、プロジェクト、戦略、地域間の交流活動に関する情報を交換する必要性が強く認識されました。また、研究者、主要課題や各国にまたがるさまざまなプロジェクトに関するデータベースを構築して強い結びつきを持つ協力ネットワークを立ち上げようという要望や、海上交通、航空システムならびに二酸化炭素排出における共通ルールの必要性も参加者間で共有されました。

加えて、関係者の交流を決定付ける制度上の制約もしくはその他の制約があることを認めながらも、参加者は比較運輸政策、政策や手続きに関する標準化されたデータセット、運輸と気候変動との関係、材料科学の進展、国際標準、および他の政策分野などの共通の関心分野を特定しました。

 

EUTRAINとは 
2年にわたるプロジェクトで総予算は90万ユーロ。コーディネーターはthe European Conference on Transport Research Infrastructures (ECTRI).  プロジェクトの参加メンバーは、the European Road Transport Telematics Implementation Coordination scrl (ERTICO)、 the European Rail Research Network of Excellence (EURNEX e.V), the Forum of European National Highway Research Laboratories (FEHRL)、 Volvo Technology Corporation など。

詳細は
http://www.eutrain-project.eu