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欧州委員会からの報道発表

EU News 495/2012

2012/10/16
MEMO/12/788
ブリュッセル

<日本語仮訳>

本日、ジョン・ダッリ委員が辞意を表明、、即刻辞任が有効となった。

ダッリ委員は、タバコ製造業のスウェディッシュ・マッチ社が2012年5月に提起した苦情をうけた欧州連合(EU)の不正対策局(OLAF)からの調査を受け、欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長に辞意を伝えた。同社によると、マルタの起業家がダッリ委員との関係を利用し、将来的に導入される可能性のあるタバコ製品に関する法案、特にスヌースの輸出禁止令について、影響を及ぼす努力をする見返りとして、同社から金銭的利益を得ようとした。欧州委員会は、この苦情を受け取るとすぐにOLAFに調査を依頼した。

10月15日、OLAFの最終報告書が欧州委員会に送付された。その報告書では、マルタの起業家が、ダッリ委員との関係を利用し、スヌースに関し将来的に導入される可能性のある法案に影響を及ぼす見返りとして金銭的利益を得ようとしたことは確認したが、両者間で取り引きが行われた事実はなく、金銭の支払いはなかったとされている。また、ダッリ委員が直接関与したと結論付けるに足る証拠は見当たらなかったが、委員がこのような動きについて承知していたと示されている。

OLAFの報告書は、欧州委員会の意思決定過程および関連部局の立場が、調査対象の事項により影響を受けることは全くなかったと明示している。

OLAFの最終報告書と勧告は、同局からマルタの法務長官に送られた。今後この件をどう処理するかは、マルタの司法当局が決めることになる。

バローゾ委員長がダッリ委員に対してOLAFからの報告書の内容を伝えた後、ダッリ委員が自らと欧州委員会の信用を守るために、辞意を固めた。ダッリ委員は、報告書の内容を全面的に否定している。

バローゾ委員長は、EUの機能に関する条約第246条(2)に基づき、新たなマルタ国籍の委員が任命されるまでの間、マレシュ・シェフチョビチ副委員長がダッリ委員が所轄していた分野を暫定的に引き継ぐことを決めた。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_MEMO-12-788_en.htm

File Photo: John Dalli. Date: 16/10/2012 Reference: p-021935-00-03 Location: Brussels/Charlemagne. ©EU, 2012 URL