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デジタル・アジェンダ:欧州においてクラウド・コンピューティングにより官民両部門の生産性向上を狙う新戦略

EU News 438/2012

2012/09/27
IP/12/1025
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>
欧州委員会の新戦略「欧州においてクラウド・コンピューティングの潜在能力を最大限に引き出すために」は、2020年までに、新規雇用における250万の純増とGDPを年間で1,600億ユーロ増加させること(約1%増)を実現するための施策を概説している。

同戦略は、産業横断的にクラウド・コンピューティングの使用を加速化し、拡大することを目的としている。

クラウド・コンピューティングとは、データ(テキストファイル、画像、ビデオなど)やソフトウェアを離れた所にあるサーバーに移管することを意味しており、ユーザーは自らが選んだデバイスを使ってインターネットによるアクセスが可能である。現場でのデータ管理より、速く、安く処理することでき、その安全性も向上する可能性がある。Facebook, Spotifyなどの人気の高いサービスや、ウェブベースのeメールサービスにはクラウド・コンピューティング技術が使用されているが、実質的な経済効果には、民間企業や公的部門の利用拡大が必要だ。

同戦略の主な柱を以下に挙げる。

  • 技術基準の錯綜を切り抜け、クラウド利用者が相互運用性、データのポータビリティとリバーシビリティを活用できるようにする――必要な基準を2013年までに特定する。
  • 信頼性のあるクラウド提供事業者へのEU全体の認証制度を支援する。
  • SLA(サービス・レベル・アグリーメント――サービス品質保証契約)など、クラウド・コンピューティングに関する「安全で公平な」契約条件モデルを策定する。
  • 欧州のクラウド市場の形成、欧州のクラウド事業者が十分な競争力を有するまでに成長できる機会の拡大、電子政府のコストダウンと改善を目的として、加盟国および産業界とのクラウドパートナーシップを推進し、政府部門の購買力を最大限に活用する(ITへの歳出総額の20%) 。

 

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/12/1025&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en