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欧州委員会、国際的課題を解決するための国際協力に力を入れる

EU News 416/2012

2012/09/17
IP/12/967
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

2000年から2009年にかけて、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)におけるR&D支出が倍増する中、世界の研究環境は急速な進展を見せている。気候変動、食の安全保障、疾病対策などにおいてより協調した国際研究努力の必要性が高まっている。欧州が誇る卓越した科学的基盤と革新的産業を最大限に生かすためには、国際協力と世界でも最高の頭脳に対して門戸を開放するしか方法はない。そのために、本日欧州委員会は、研究と革新における国際協力を発展させるための新戦略を打ち出した。これは、欧州連合(EU)研究への第三国からの参画を積極的に受け入れるという伝統を保ちながら、EUの戦略的優先課題に焦点を当てた協力の推進を提案している。その中には、世界的課題への対応のみならず、欧州をより魅力的な研究・革新拠点とすることと、国際競争力の向上が盛り込まれている。

モイラ・ゲーガン=クイン研究・イノベーション・科学担当欧州委員は、「研究と改革においては、単独行動という選択肢はない。知見の新たな源を活用し、国際的課題に対応するために、欧州が国際パートナーを求めることは、極めて重要である。ホライゾン2020は、それ以前の計画同様、世界各国からの参画に門戸を開いている。このオープンな姿勢が、主要なパートナー諸国との互恵的協力を確実にするとともに、途上国を助け、新興国へのアクセスを容易にする」と、述べている。

EUの研究プロジェクトの1/5において、すでにEU域外からのパートナーが参加している。例えば、欧州・開発途上国臨床試験パートナーシップ(ECDTP)を通して、14のEU加盟国、スイス、ノルウェー、47のサハラ砂漠以南の国々が協力し、HIV/エイズ、マラリア、結核の治療薬とワクチンの開発を進めている。

同新戦略は、2014年よりEUが研究・革新に資金を充当するプログラムであるホライゾン2020と、EU加盟国との共同活動を中心に、実施される。国際参加に開かれているホライゾン2020に加えて、主要なパートナーや地域との協働による対象を定めた活動が、社会的課題と授能、産業技術に焦点を当てる。

主要なパートナー諸国や地域と協力するための多年次プログラムを整備することにより、国際協力の向上と集中化を図る。同戦略はまた、研究・革新オブザーバトリの一環として、パートナーとの政策対話の改善と、より良い情報収集を求めている。さらに、EUは、関連する国際機関における自らの影響力を高めることも目標にしている。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/12/967&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en