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欧州連合、18年にわたる交渉を経たロシアのWTO加盟を歓迎

EU News 388/2012

2012/08/22
ブリュッセル
IP/12/906

<日本語仮抄訳>

18年におよぶ交渉を経て、ロシアは本日、世界貿易機関(WTO)に156番目の加盟国として加わることとなった。欧州連合(EU)はロシアの最大の貿易相手であり、また同国はEUの3番目に大きい貿易相手国であるゆえ、今般のWTO加盟はEUにとって特に重要である。これによって両者間の貿易に多国間の規則や義務が初めて適用されるようになる。

「本日のWTO加盟は、ロシアの世界経済へのさらなる統合にとって大きな一歩である」と欧州委員会のカレル・ドゥグヒュト通商担当委員は述べた。「これにより投資と貿易は容易になり、ロシア経済の近代化を加速化させ、ロシアおよび欧州双方の企業にとって多くのビジネスの機会を提供するであろう。ロシアがこれにより約束した国際的貿易ルールや基準を遵守すると信じている」。

WTO加盟はEU・ロシア間の貿易と投資の条件に好影響を与えよう。ロシアの地理的位置と、その市場の規模や成長性により、同国はEUにとって非常に重要な貿易相手である。WTO加盟の結果、ロシアは輸入関税を引き下げ、輸出税に上限を設け、EUのサービス提供者により広範な市場参入を認め、両者間の経済関係に影響を与える多くの規則や手続きを簡素化させるなどの措置を講じることとなる。特に重要なのは通関手続きに関する規制、保健衛生に関する措置の適用、技術的基準および知的財産保護である。

ロシアはこれらの分野すべてにおいて、その監視と実施のメカニズムを含め、WTOの規則に従わなければならない。EUは他の国際的パートナーと協力し、ロシアがこれらのWTOの約束を遵守することを確実にするため、同国と連絡を取り続けている。最近施行もしくは提案された法律のいくつかはロシアが約束したことと一致していないように思われ、他のWTO加盟国が同国の加盟により期待できる利益を完全に得ることを困難にし兼ねない。EUは特に、輸入車が差別的に扱われうる自動車リサイクル料に関する新たな法案について懸念を有しており、同法案が成立しないことを期待している。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/12/906&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en