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2012年の世界人道の日に寄せたゲオルギエヴァ欧州委員の声明

EU News 385/2012

2012/08/19
MEMO/12/623
ブリュッセル

<日本語仮抄訳>

欧州委員会のクリスタリナ・ゲオルギエヴァ国際協力・人道援助・危機対応担当委員は本日、次の声明を発表した。

「本日は世界人道の日です。9年前の8月19日、バグダッドの国連本部の爆破事件においてセルジオ・ビエイラ・デメロ国連事務総長対イラク特別代表と、21人の同僚が命を落としました。この日は、人道主義運動の促進に努めその活動中に命を落としたすべての人々に対する厳粛な敬意を新たにする日です。

カナルホテル爆弾テロ事件により、人道支援活動遂行の治安環境が、物の見事に一変しました。人道支援は世界で最も危険な職業のひとつです。スーダン、シリア、ソマリアをはじめとする紛争地域では、誘拐、襲撃、死の脅威は職務の一部となっています。支援活動に従事する人々は世界各地の戦争や災害の被害者へのライフラインが切断されないようにする一方、ますます危険に晒されています。博愛を実践している人たちが、攻撃や誘拐、ましてや殺害の対象にさえなるという事態を容認できないことは、自明の理です。

人道支援活動の拠点を標的にした攻撃が、この10年で3倍になりました。国連によると、2011年以降、109人が死亡、143人が負傷し132人が誘拐されています。そうした犠牲者の多くは国際支援家ではなく、自国において、その地域の人々に最も近いところで働いていた人達です。武器を持たない民間人への犯罪は決して許されません。ましてや他人を助けるために命を捧げている人々に対する犯行となれば、非道以外の何物でもありません。

支援担当者の安全と治安は、脆弱な人々の所に安全に行き着き、持続的に支援を提供できるかどうかを直接左右するものです。危険であるが故に救済活動が途切れたり、途絶えたりすることになれば、何千もの人々が生存に必要な支援を受けられない状態に追い込まれてしまいます。

人道主義者の活動は、私たちがひとつの家族として、全世界の人々が安全に、威厳を持って生きることのできる平和な地球への希求を共有していることを想起させ、世界をより強く結びつけてくれます。

本日は、自らの生活を見つめ直し、紛争や災害など厳しい状況に耐えている人々を助けるため、手を差し伸べてさらに何かできることはないかを熟考する日でもあります。この日に敬意を捧げるべき人々の行いに鼓舞され、私たちの世界をより良い場所にするために、我々人間の家族の絆をより強くするために、自らの道を歩み始めようではありませんか」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/12/623&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en