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セミナー開催報告:"ERC goes Global" セミナーを大阪/つくば/東京にて開催

EU News 362/2012

2012/07/30

欧州研究会議(ERC)のディングウェル事務局長を迎えたセミナー"ERC goes Global- Its Funding Principles and Granting Mechanism for Top Researchers outside EU - "(ERC先端基礎研究助成セミナー)が、大阪大学(7月2日)、筑波大学(7月3日午前)および東京の駐日欧州連合(EU)代表部(7月3日午後)にて開催されました。開催にあたっては、大阪大学ではEUインスティテュート関西、筑波大学では筑波大学ボン事務所の多大なご協力を頂戴しました。

ERC助成金の受給者であるコンスタンティン・ノヴォセロフ博士が36歳の若さで2010年ノーベル物理学賞を受賞して以来、日本でも研究助成機関の間でERCの研究助成システムについて関心が高まってきましたが、日本からの応募はまだ少ないのが現状です。カナダ出身でドイツの市民権も持つ火山学者のディングウェル事務局長は今回の来日で、ERC助成金のメカニズムについて科学者からの視点で説明を行いました。また7月10日に新たに発表される公募についても紹介し、次期研究資金助成プログラムである「ホライゾン2020」においても、引き続き高いレベルの資金助成が行われると強調しました。

また7月10日に第7次研究開発枠組み計画(FP7)の下で実施される最後の資金助成提案募集の発表されることから、このテーマについても説明が行われました。特に日本に関しては、日本の助成機関との3つの共同公募 – 1) 「future of the internet」 (総務省/ (独)情報通信研究機構)、2) 超音速航空機(経済産業省)、3) 希少元素代替材料((独)科学技術振興機構 )- が行われます。

また東京会場ではERC助成金の受給者である東北大学の青木大東北大学教授から、助成金受給までのプロセス、メリットなどの体験談を語っていただきました。青木教授は研究生活の半分を東北大学を過ごす一方、残り半分はグルノーブルのフランス原子力庁をベースに研究活動を行っています。ERC助成金のおかげで、教授はその専門である超伝導分野では第一級の研究環境と町全体として素晴らしい自然環境をもつグルノーブルという場所のメリットを享受することが可能となった、と述べました。
3会場合わせて約140人の方が参加した本セミナーでは、活発な質問が飛び交うなどERC助成金に対する高い関心をうかがい知る事ができました。講演資料に関しては以下をご参照ください。

講演資料:
- セミナープログラム(東京) (PDF)
- コンセプト・講演者略歴 (PDF)
- ローデ駐日EU代表部科学技術部長 講演資料 (PDF)
- ディングウェルERC事務局長 講演資料 (PDF)
- 青木東北大学教授 講演資料 (PDF)

Kobe University

Osaka University

Tsukuba University

 

 

Prof. Dingwell at Delegation

 

 

Prof. Aoki

Photo credit: A.Kimura & A. Kobayashi, EU, 2012