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ギリシャのアントニス・サマラス首相との会談を終えたジョゼ・マヌエル・バローゾ欧州委員会委員長の声明

EU News 360/2012

2012/07/26
SPEECH/12/571
アテネ

 <日本語仮抄訳>

「私は本日、この偉大なる国ギリシャの国民に対し、明確なメッセージを送りたい。多くの人々が絶望を感じていることを承知している。多くの人々は非常に厳しい犠牲を強いられている。そして、多くの人々はなぜこれ以上やらなければならないのか疑問に感じている。

私はこのような懸念を理解している。また、これらの努力の中には不平等に思えるものが含まれているとも感じている。しかしながら、ギリシャの人々に対して、この国にとってはるかに難しく、またこの社会で最も弱い立場にある人々にさらなる悪影響を与えるであろう他の選択肢について、考えてもらいたい。これゆえに、今般の危機に関係なく、ギリシャに改革の断行と実りある未来を確保するための競争力強化を求めることは正しいことなのである。ギリシャにいるあなた方は、我々の支援を受けながらこの国の競争力を強化するために国家、構造、行政および経済を再建しなければならない。再び成長と雇用創出を確保する最大の希望はユーロ圏に留まることである。ユーロ圏に残ることはギリシャ国民、特段より厳しい立場に置かれている人々がさらなる困苦や苦難に陥らないための最大の機会なのである。

サマラス首相は、ギリシャの連立政権が第2次構造調整計画における約束を遵守し、企業の民営化や脱税対策といった行政改革など、必要とされる主要構造改革を加速させることを私に確約した。

ここで重要なのは実行することである。実行、実行、実行――。主要な問題はいかに結果を得るために改革を実行するかである。欧州および国際社会のパートナーの信頼を維持するには遅延はもはや許されない。言葉だけでは不十分である。行動の方がはるかに重要なのである。サマラス首相との会談を終えて、私はこの実行は現実となると安心させられた。

これに対し、私は欧州委員会がギリシャと共に立ち続けることを明確に申し上げた。

私はギリシャの友人としてここに立っている。私はギリシャは危機を乗り越えることができる、ギリシャと欧州は力を合わせて今回の危機を乗り越えるのだ、と何度も述べてきた。ギリシャは欧州一家およびユーロ圏の一員であり、この状態を維持するつもりである。ユーロ圏加盟国のすべての首脳は、約束が守られる限りギリシャはユーロ圏に留まるべきであると明確に断言している。また、ギリシャに対し結束も示されてきた。

欧州連合(EU)とより広範な国際社会は、ギリシャ国民に対し前例のない連帯を示してきた。我々はギリシャがその国民の利益のために再び成長するための改革と開発に対する新たな合意が必要だ」

「ユーロ圏各国政府、および当然のことながら欧州委員会と欧州中央銀行(ECB)を含む欧州の諸機関は、ユーロ圏の金融安定を確保するためにあらゆる手段を取る。

そして、これを最後に申し上げたい。ユーロ圏およびEUにいる我々すべては、我々の共通通貨の将来、ひいては欧州統合という計画の将来のために、ギリシャおよび他の加盟国において手を携え協力すべきだと考える。時に私は、我々が皆同じ船に乗っていることを十分に理解していない人々がいるのではないかとの不安に駆られる。欧州にいる我々は正に同じ船の乗員である。だからこそ、ギリシャの人々や他の欧州人全員が、取り交わされた非常に重要な約束に対し、同様の決意を示すべきである」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=SPEECH/12/571&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

Antonis Samaras, Greek Prime Minister, on the right, and José Manuel Barroso Date: 26/07/2012   Reference: p-021380-00-08   Location: Athens, ©EU, 2012, URL