ホームニュース・出版物ニュース2012> 81億ユーロ規模の2013年研究助成金の公募開始――日・EU研究協力の広範な機会

81億ユーロ規模の2013年研究助成金の公募開始――日・EU研究協力の広範な機会

EU News 345/2012

2012/07/20

7月10日、欧州委員会は、欧州連合(EU)の第7次研究開発枠組み計画(FP7)の下で実施される最後の、そして最大規模の研究助成への提案募集を発表し、世界中の研究者に対して研究協力への参加を呼びかけました。提案募集の中には日本の機関との共同助成分野があり、希土類(科学技術振興機構〈JST〉との共同助成)、超高速航空機(経済産業省との共同助成を準備中)およびインターネットの未来(総務省と情報通信研究機構〈NICT〉の共同助成で102日で公募開始予定)については、日本の研究者や企業からの応募者が助成金を受ける可能性もあります。また日・EU研究協力の促進を目指すJapan BILATの新規プロジェクトの公募も開始されました。

7月10日、欧州連合(EU)は、欧州の競争力を高め国際的パートナーとの協力関係を結ぶため、81億ユーロに上る第7次研究開発枠組み計画(FP7)の下で実施される最後の、そして最大規模の研究助成への提案募集を発表しました。(プレスリリース参照

EUのプロジェクト提案募集への応募に際しては、国際的コンソーシアムを立ち上げることが必要です。「cooperation (協力)」に関する提案募集においては、EU加盟国および13カ国のFP7関連諸国のうちの3つの異なる国の少なくとも3つのパートナー(大学、産業界、研究機関、中小企業)からなるコンソーシアムが必要です。日本は先進工業国のため、一般的に日本からの参加者は自前の研究資金を準備する必要があります。但し、日本からの参加がプロジェクトに必要不可欠とみなされる場合、または特定の公募が日本の機関からの共同助成である場合(以下参照)はこれにあたりません。

現在多くの研究助成への提案募集が開始されており、欧州委員会科学・技術・イノベーション総局は、とりわけ日本の研究関係者が卓越した高度に競争的な国際研究コンソーシアムに参加し提案を提出することを歓迎しています。どのような分野での公募が開始されたか、どのように研究プロジェクトの提案を提出するか、選考の基準は何かなど、FP7提案募集に関する最新の情報を参照したい場合は、以下のサイトをご覧ください。

http://ec.europa.eu/research/participants/portal/page/fp7_calls

http://cordis.europa.eu/home_en.html

FP7は原則として、日本をはじめ世界各国の研究者の参加に対して開かれていますが、とりわけ日本との協力関係を目指した4件の公募があり、そのうち3件に関しては日本からの参加者に日本の機関が助成金を提供します。詳細に関しては以下をご覧ください。

以下の公募が日本の研究界との協力を目指しています。

 

FP7「人材」(capacity)分野

公募名: Bilateral coordination for the enhancement and development of S&T Partnerships

Call identifier: FP7-INCO-2013-2

提出期限: 2012年12月18日

予算の目安: 500万ユーロ

詳細 :
http://ec.europa.eu/research/participants/portalplus/static/docs/calls/fp7/common/32738-annex_11__inco_wp2013tc_for_cap_en.pdf#page=12

*この公募は2010年J-Bilat プロジェクトの後継プロジェクトになります。

 

FP7「協力」(cooperation)分野

以下の3つの分野は日本の機関による共同助成が行われます。日本と欧州の異なる予算システムのため、日本の共同助成機関からの公募発表が遅れるなど、スケジュールが異なる場合があります。、

  • 希土類(レアアース)

公募名: NMP - Nanoscience, Nanotechnologies, Materials and New production Technologies - Coordinated call EU - Japan 2013

Call identifier: FP7-NMP-2013-EU-Japan

 予算の目安(EU側): 500 万ユーロ

 提出期限:  2012年10月23日

詳細:
http://ec.europa.eu/research/participants/portal/page/cooperation?callIdentifier=FP7-NMP-2013-EU-Japan

共同助成機関: 科学技術振興機構(JST)

日本からの参加者はJSTのサイトもご参照ください。

http://www.jst.go.jp/sicp/announce_eujoint_02.html

  • 超高速航空機

公募名: FP7-AERONAUTICS and AIR TRANSPORT (AAT)-2013-RTD-HIGH SPEED

Call identifier: FP7-AAT-2013-RTD-HIGH SPEED

提出期限: 2013年3月29日

予算の目安(EU側): 500 万ユーロ

共同助成機関: 経済産業省。ロシア連邦およびオーストラリアの機関も共同助成に参加。

詳細: 
http://ec.europa.eu/research/participants/portalplus/static/docs/calls/fp7/fp7-aat-2013-rtd-high-speed/32709-fp7-aat-2013-rtd-high_speed_en.pdf

  • インターネットの未来(Future of the internet)

公募名: ICT-2013.10.1 EU-Japan research and development Cooperation

Call identifier: FP7-ICT-2013-EU-Japan

提出期限:  *この公募は10月2日に発表されます。

予算の目安(EU側):  900万ユーロ

共同助成機関: 総務省・情報通信機構。詳細は総務省・情報通信機構に照会ください。

概要についてはEU側の文書をご参照ください。

詳細:
http://ec.europa.eu/research/participants/portalplus/static/docs/calls/fp7/common/32767-annex_6_to_the_decision_ict_for_cap_en.pdf#page=98

またその他の研究分野で日本からの参加をターゲットにした公募については添付資料ご覧ください。(PDF)

なお、2014年以降の研究協力は、ホライゾン2020 (2014年~2020年)と呼ばれる次期研究開発枠組み計画で継続されます。