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ユーログループによる声明

EU News 347/2012

2012/07/20

<日本語仮訳>

ユーログループの財務大臣は本日、2012年6月25日にスペイン当局が行った金融機関への資本増強のための金融支援要請に対し、これに応じることに全会一致で合意した。ユーログループは、ユーロ圏全体の金融安定を保護するためにスペインの金融機関の資本増強を目的とした融資は妥当であるとの欧州中央銀行(ECB)、欧州銀行監督機構(EBA)および国際通貨基金(IMF)と連携した欧州委員会の評価に同意する。ユーログループは、支援金はスペイン政府の代理としての銀行再編基金(FROB)に融資され、同基金が関係する金融機関に提供することで合意した。スペイン政府がこの金融支援に対する全責任を負う。

この金融支援は、金融部門に焦点を当てた政策的条件を伴う。これら条件は欧州連合(EU)の国家補助規則に沿った詳細な銀行再建計画や問題資産の分離を促す銀行分野全体の構造改革を含む個別行ごとの措置と銀行部門の統治・規制・監督が盛り込まれている。これらの条件は、近日中に調印される覚書に明記される。

ユーログループは、スペインが欧州半期(European Semester)の枠組み内で確認されたマクロ経済上の不均衡を是正すべく、過剰財政赤字是正手続きおよび構造改革に関する自らの約束を守ると信じている。これらの分野における進捗状況は、金融部門に対する条件と平行して注意深くかつ定期的に見直される。

金融支援は欧州安定メカニズム(ESM)が立ち上がるまで欧州金融安定基金(EFSF)が提供し、その後は優先的扱いを受けることなくESMに移行される。同支援は最大1,000億ユーロの資金需要に対応する。EFSFおよびESMの手続きで義務付けられているとおり、具体的な融資額は、既に開始され、9月には終了する予定である個別行ごとの資本需要の厳正なる査定の積み上げによって確定される。

銀行の増資のために利用される融資の平均返済期限は最長で12.5年で、個別融資案件についての最長返済期限は15年となる。EFSFはこの金融支援の開始時に、緊急かつ想定外の資金ニーズに対応すべく、300億ユーロを用意する。

ユーログループは、この金融合意に添付される改革が、スペインの銀行部門全体に再び健全性かつ安定性をもたらすことを確実にすることに貢献すると確信している。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/en/ecofin/131914.pdf