ホームニュース・出版物ニュース2012> 6月29日のユーロ圏首脳会議の事後対応に関するユーログループの声明

6月29日のユーロ圏首脳会議の事後対応に関するユーログループの声明

EU News 320/2012

2012/07/09

<日本語仮訳>

2011年10月26日のユーロ圏首脳会議声明に従い、ユーログループはユーロ圏首脳会議の会合準備を行い、その事後対応を確実に行う。このことにより、現在もそうであるように、ユーログループはユーロ圏内における経済政策のさらなる協調の確保と、経済および財政の監視強化や金融安定の促進という自らの役割を果たすつもりである。

我々は、ユーロ圏の金融安定の担保のためにあらゆる手段を講じるとの強い決意をあらためて表明する。これは特に、国別勧告に加え、欧州半期(European Semester)、安定・成長協定およびマクロ経済不均衡是正手続きに基づくそれぞれの予定表を含む約束を履行しているユーロ圏加盟国に対する現存の欧州金融安定基金(EFSF)と欧州安定メカニズム(ESM)の柔軟かつ効率的な利用を含む。

当面の追加措置として、欧州中央銀行(ECB)とEFSFは本日、後者による効率的な市場操作を可能にする技術代理協定に調印した。ESMが創設されしだいECBとの間に同様の協定が取り交わされる。さらに、ユーログループはESMの投資政策指針に対し、政治的承認を行った。これにより、ESM条約の施行とESM理事会による正式承認までに同メカニズムは、その有効性と効率性が確保されるべく、完全に使用可能な状態になっている。

ユーログループは本日、ESMが稼動するまでEFSF経由で提供され、その後は優先されることなくESMに引き継がれるスペインの金融機関に対する資本増強のための金融支援の根底となる覚書案に関する政治的理解に達した。ユーログループは、同支援計画の最終承認は各国の国内手続きが終了された後の7月20日までに行われることを想定している。ユーログループは、スペインの過剰財政赤字の是正期限を2014年まで1年延長するとの欧州委員会の最近の勧告を支持する。

欧州委員会は現在、ECBと国際通貨基金(IMF)と連携してアイルランドの調整計画の第7次査定を行っており、これを背景に、良い成果を挙げている同計画の持続可能性を向上させるための技術的方法に関する協議が行われる。ユーログループは9月の会合でこの問題を再び議論する。同様の案件は、情勢の変化に鑑み同等に扱われる。

ユーログループはトロイカに対し、ポルトガルにおける調整計画の順調な履行を確実にするため、8月28日に開始される第5次査定の間、同国当局と協力するよう要請した。

ユーログループは、キプロス当局との交渉を経て本格的な調整計画が策定されることに留意した。

ユーログループは、欧州委員会が9月初旬に、とりわけ欧州連合(EU)の機能に関する条約(TFEU)第127条6項に基づくECBが関与する単一金融監督メカニズムの設置に関する提案を行う予定であることを歓迎する。我々は、EU理事会がこれらの提案の検討を喫緊の課題として2012年末までに検討することを期待する。

銀行と国家財政の間の悪循環を絶つため、単一監督メカニズムが設立された後、ESMが通常決定を経て銀行に対し直接増資を行えるよう、その将来的仕組みに関する技術的な議論も9月に開始される。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_Data/docs/pressdata/en/ecofin/131648.pdf