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ピエバルグス欧州委員、アフガニスタンに関する東京会合に出席:「EUはアフガニスタンの安定と発展のための不動のパートナーであり続ける」

EU News 314/2012

2012/07/06
IP/12/750
ブリュッセル

<日本語仮訳>

欧州委員会のアンドリス・ピエバルグス開発担当委員は、来たる7月8日に東京で開催されるアフガニスタンに関する国際会議に出席する。同会議では同国の再建プロセスの進捗状況を確認し、2015年~2025年の同国の開発に関する優先事項の実施方法についての合意を目指す。委員は同会議において、アフガニスタンの発展をより強固なものにするための統合パートナーシップについての欧州連合(EU)の考えを提示する予定である。

「アフガニスタンが『変革の10年』を成功させるためには、同国が自らの再建について完全な責任を負わなければならない。EUは、国際社会と共に、このプロセスにおいてアフガニスタンを支え、十分な支援を維持する強い決意を携えている。東京会合では、EUは最低年間2億ユーロという現在の支援レベルを維持することを確認する。しかしながら、アフガニスタンは汚職撲滅に取り組みつつ、財政管理、行政および経済を改革するという自らの約束を完全に履行しなければならない。アフガン政府は自国民に対する自身の信頼性を高めるとともに、基本的社会サービスを提供できるようにならなければならない。我々は、相互説明責任の精神に基づき、アフガン政府のこのような取り組みを支援する用意がある」と東京会合を前にピエバルグス委員は述べた。

アフガニスタンに関する東京会合は、この2カ月間に開催された同国の長期的将来を検討する国際会議の3番目となる。東京会合は、2012年5月の北大西洋条約機構(NATO)のシカゴ・サミットおよび2012年6月に開催された地域協力に関するカブール「アジアの中核」会合と併せ、重要な会合となろう。東京会合では、1)アフガニスタン政府の長期戦略・優先事項・約束された施策、2)支援側のそれら優先事項に対する支援、3)双方が約束した事案に対する査定を可能にする行程表の策定――が焦点となる。

「我々は、支援する側が、援助をより効率的に行い、真の付加価値を生み出しうる分野に集中されるよう、調整努力を強化することで自身の支援約束を遵守することを保証する。EUとしては、アフガニスタン側の優先事項に合わせ、公衆衛生、教育および統治に支援を集中させる」とピエバルグス委員は付け加えた。

委員は、国際社会の支援によりアフガニスタンは目覚しく前進したことを強調する。EU全体では過去10年で20億ユーロ以上もの支援を行ってきた。この支援は多くのアフガン人の生活の転換を支えてきた。EUの支援は、基本的医療へのアクセスのあるアフガン人の割合を2002年の9%から65%に引き上げることや、アフガン人の寿命の延びや母体の健康の増進、幼児死亡率の低下に貢献してきた。この7年間で医療機関の数は4割増加し、これらの機関の75%には、少なくとも1人の女性医療従事者が勤務している。10年前、100万人の男子が学校に通っていた一方、女子は教育を受けることを禁止されていた。今日では700万人もの子どもが学校に通っており、その4割は女子である。

 しかしながら、多くの問題が残っている。治安状況が不安定なため、進展は遅れがちになり、同国が持続可能な未来を確実に得るには国際社会はあと10年は支え続けなければならないであろう。

背景

2011年~2013年の間、アフガニスタンに対する開発計画に対し毎年2億ユーロがEUより拠出される。これらの計画は警察を含めた統治・農業および地方開発・医療および社会的保護の3つの主要分野に焦点を当てている。

EUはまた、特殊な訓練や助言の提供を通じてアフガン人が自らの文民警察組織を構築するための一助として、共通安全保障・防衛政策(CFDP)に基づくEUPOL AFGHANISTANと銘打った部隊を展開している。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/12/750&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

2012/07/08撮影:

Photos by M. Shiraishi, EU, 2012

Updated 2012.07.09