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スペインに関するユーログループの声明

EU News 248/2012

2012/06/09

<日本語仮訳>

ユーログループは、スペインの金融部門の再編に断固たる決意をもって対処しようとしている同国当局を支持し、このためにユーロ圏加盟国に対し金融支援を求める意向であることを歓迎する。

ユーログループは、スペイン当局が近々正式な要請を行うと聞いており、そのような要請があった場合、前向きに対応する用意がある。この金融支援は、同国の金融機関の資本増強のために、欧州金融安定基金(EFSF)および欧州安定化メカニズム(ESM)によって提供される。この融資は、スペイン当局が外部査定者および国際監査人に委託した調査によって予測されるすべての資本ニーズに対し有効な防止策になる規模とする。融資総額は、推定される必要資本に安全のための余地も含まれなければならず、併せて最大で1,000億ユーロと想定される。

欧州委員会は、正式な支援要請を受け、欧州中央銀行(ECB)、欧州銀行監督機構(EBA)および国際通貨基金(IMF)との協力の上で現状の査定およびこの支援に伴う金融部門に対する必要な政策的条件の提案を提出することとなる。

ユーログループは、スペイン政府の代理となる「秩序ある銀行再編のための基金(FROB)」が融資を受け取り、該当する金融機関に提供することが可能であると考える。この金融支援についてはスペイン政府が全責任を負い、覚書に調印する。

ユーログループは、スペインが既に相当な財政および労働市場の改革、また国内銀行の資本増強策を実施してきたことに留意する。ユーログループは、スペインが欧州半期(European Semester)の枠組みの中で指摘されたマクロ経済上の不均衡是正のため、過剰財政赤字是正手続きの下で約束した施策や構造改革を実施すると確信している。

これらの約束事の断固たる実施以外では、ユーログループとしては今般の金融支援の政策的条件は、欧州連合(EU)の国家補助ルールに沿った再編計画や国内金融部門の横断的な構造改革を含む金融部門の具体的な改革に絞ったものであるべきと考える。

我々は、定期的な報告を通じて、IMFがこの金融支援の実施・監視を支援するよう、求めたい。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/en/ecofin/130778.pdf